朝が冷え込むようになり、日中の気温も10℃に達しない日が多くなってきました。
ウィーンの街はまだ秋を感じますが、実際には冬がすぐそこまで来ていることがわかります。
先週から多くのクリスマス市が出始めました。
クリスマス市が出始めると、冬を感じると同時に、何となくワクワクしますね。
さて、前回のウィーンのちょっと珍らしいアングル49ではザルツブルクとウィーン国立音大を取り上げましたが、今日はウィーンの街からです。
こちらはウィーン大学のメインキャンパスです。
ウィーンに詳しい方なら建物の特徴的な姿ですぐわかると思います。
ウィーン大学はハプスブルグ家のルドルフ4世によって1365年に創立されますので、2015年が650周年記念というおめでたい年でした。
ウィーン大学はもともと旧市街の一角にありましたが、リンク道路の完成に伴って今の場所に移され、1884年に完成している美しいルネッサンス様式の建物です。
建物が大きいの建物だけを見ると一瞬気付きませんが、かなり高い所から見ていることがわかります。
ここは昔の城壁が残る貴重な場所で、ベートーヴェンが住んだパスクヴァラティーハウスが立っていますが、その最上階から眺めています。
手前のリンク道路に車が多く走っていますね。
この角度から見るとウィーン大学の建物がリンク道路の並木の上に見えますので、形がはっきりわかります。
こちらはどこでしょうか?
奥の方に建物が見えています。
ここもウィーンに詳しい方であればすぐにこの場所がひらめくことでしょう。
奥の建物は美術史博物館です。
私は観光案内で毎日のようにバスでリンク道路を走りますから、この場所はお馴染みです。
国立オペラ座を過ぎて行くとまあ正面に美術史博物館が見えてくるわけですね。
でもこの写真はバスに乗っている時に撮影したものではありません。
そもそも本来交通量が多いリンク道路には車が1台も走っていません。
美術史博物館が見えるから珍しいのではなく、車が1台も走っていないリンク道路の真ん中に立って眺めているのが珍しいですね。