電気自動車の普及率(2017年上半期)

ウィーンはヨーロッパで車の所持率が高い街ということになっていますが、確かに街中を歩けば路上駐車の宝庫です。

街の歴史がずっと古いので、後から来た車が共存させてもらっている・・・という感じです。

建物の中には中庭が多くありますが、中庭は例外を除いてまず駐車場として機能していません。

ウィーンは公共交通機関がとても発達していて、街を効率よく網羅していますから車がなくても生活するには全く問題はないでしょう。

しかし、オーストリアは郊外に美しい自然が広がっていますから車があった方が絶対に楽しいです。

 

さて、その"車"が電気自動車に徐々に変わって行くのでしょうか?

今年5月16日付で電気自動車は普及するか?というタイトルで色々なメーカーの電気自動車の価格などを紹介しましたが、その後どのくらい普及しているのでしょうか?

実は現状でオーストリアは電気自動車の普及率が現時点でヨーロッパではトップです。

 

1.   オーストリア 1.4%
      オランダ 1.4%
3.   フランス 1.2%
      スゥエーデン 1.2%
5.   ルクセンブルク 0.6%
      イギリス 0.6%
      ポルトガル 0.6%
8.   ドイツ 0.5%
      ラトビア 0.5%
      ベルギー 0.5%
1. ウィーン1区 7.4%
2. ウィーン7区 3.8%
3. ウィーン6区 3.6%
4. Rohrbach (Oberösterreich) 3.5%
5.    Hermagor (Kärnten) 3.3%
6.    Mistelbach (Niederösterreich) 3.2%
7.    ウィーン18区 2.9%
8.    Gröbming (Steiermark) 2.8%
9.     Waidhofen a.d.Thaya (NÖ) 2.7%
10.   Steyer Land (OÖ) 2.7%

左上の表はヨーロッパでの2017年上半期の電気自動車普及率です。

オーストリアはオランダと並んでトップですね。

オーストリア政府は電気自動車を普及させるということで、今年3月から電気自動車を購入する消費者へ4.000ユーロの援助金が支払われるようになりました。

今年6月までには2.679台の電気自動車が認可されています。

これは去年と比べると33.4%も増えています。

 

右上の表はオーストリアのどこで電気自動車が一番多く走っているかという統計です。

ウィーン旧市街が7.4%と最も多く、ウィーン7区、6区と続いています。

電気自動車の普及に伴って充電ステーションも徐々に増えています。

 

やはり電気自動車は徐々に車市場のシェアを増やしつつあります。

 

 

 

 

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