カフェGriensteidlの後に入ったカフェ"rien"

ウィーンのカフェハウス文化は無形文化遺産にも登録されていて、100年以上も営業している伝統カフェハウスがたくさんあります。

いっぱい見たい観光でもそんな伝統あるカフェにちょっと座ってウィーンの歴史を見つめる時間も大事です。

伝統カフェには独自の時間の流れがあります。

さて、その伝統カフェのひとつで地元でも人気のあったCafé Griensteidl(カフェ グリーンシュタイドゥル)が2017年6月28日にまさかの閉店となりました。

ここは個人的にも仕事でも本当によく行って、店の人とも顔馴染みだっただけにとても残念です。

そのGriensteidlがあった同じ場所に9月の初頭から新しいカフェがオープンしました。

 

 

そのカフェの名前は"rien" (リーン)で、場所もGrienstaeidlがあったミヒャエル教会がある歴史あるミヒャエル広場に面しています。

ミヒャエル広場は旧市街の一角で世界遺産ゾーンでもありますから、めったやたらに建物をいじることはできません。

外から見ると以前のようにGriensteidlがそのまま営業を続けているように見えます。

 


 

中に入ると上の写真に見られる雰囲気で、実際にはGriensteisdのカラーをほぼそのまま引き継いでいますので、Griensteidlを知っている人から見ると、あまり変わってないじゃん・・・という印象を受けるはずです。

Griensteidl時代の椅子やテーブルがそのまま使われていますし、内装もそのままです。

しかし配置が違っていて、壁にや天井にはモダンな絵が見られ、また店員さんが伝統カフェとは違って若者ばかりです。

 

 


 

ここは場所がいいこともあり、かなり混雑するようです。

実際に私は日曜日の朝オープンと同時にここに来ましたが、多くのテーブルがすでに予約済みでした。

Greinsteidl時代に通っていた常連客が多くいるそうです。

カフェのカラーは若者的になっていて、提供されるものもGriensteidlとはもちろん違っていますが、ここに座っているとまるでGriensteidlにいるような感じになります。

店員の方も親切で色々な話をしました。

地元から観光客まで全ての人に利用されたいカフェにしたいそうです。

 

店の人の話によると現時点では半年の営業許可証だそうで、これを更新してできれば長く営業したいということでした。

ここで朝食をとりましたが、味も良く、カフェもおいしかったです。

個人的にはまた行くことになりそうです。

 

 

 

 

 

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