昨日の木曜日がNationalfeiertagでオーストリア共和国の祝日でした。
今日は金曜日ですが、休みを取って土、日と長い週末を楽しむ方が多いでしょう。
学校も今週金曜日がお休みになる所が多いですから週末は家族で出かける人が多いと思います。
さて、今日は知られざる美しい中庭シリーズです。
前回の知られざる美しい中庭風景48ではウィーン旧市街のJohanessgasseniある旧修道院を取り上げましたが、今回はザルツブルクです。
こちらは窓が多い閑静な中庭空間です。
日本で言う1階は細長い入口が多く、2階、3階はこちらによくある窓のスタイル、4階には正方形的な小さい窓が綺麗に並んでいます。
ここはザルツブルク旧市街の一角Sigmund-Haffner-Gasse16番地です。
ここはLangenhofと呼ばれ、かつてここにあった3つの住居をひとつにしました。
そのひとつは時のザルツブルク大司教であるMatthäus Lang von Wellenburg (在位1519–1540)が所有していました。
長方形の中庭構造ですが、装飾こそはないですが窓の周りの作りに統一性があり、ちょっと優雅さを感じます。
奥に見えるアーチ構造も情緒があります。
こちらは大きなアーチ構造が特徴的な中庭空間です。
見ての通りここはレストランになっています。
ここはStiftskeller St. Peter (Peterskellerとも言われています)で、カール大帝の助言者であり、修道士、神学者であるAlkuinが803年に記述しています。
中央ヨーロッパでは最古のレストランということになります。
Barocksaal, Haydnzimmer, Felsenstube, Virgil-Salonなど多くの部屋があり、演奏会も提供されています。
また、ここはドイツ語圏で最古のペーター修道院で、696年にウォルムスの司教ルペルトによって南東アルプスの布教活動の一環として建てられました。
ちなみにウィーンにはルペルト教会という古い教会があります。
ここは食事も美味しいですよ。