ヨーロッパの自転車文化は重要な一面で、車が普及している反面、多くの人が自転車に乗っています。
ウィーンの街も年間を通して自転車に乗っている人を多く見かけます。
リンク道路沿いを始め多くの場所には自転車専用ゾーンがしっかり設けられていて、ある意味では車と同格に走っています。
また、CITYBIKE(シティバイク)といった自転車シェアリングも積極的に取り入れていて、ウィーンの街に溶け込んでいます。
オーストリアは郊外に美しい所がたくさんあり、多くのサイクリングコースが整備されていますので、自転車でそのような所を走るととても気持ちよく、生きていることを実感できます。
Euro Vero(ユーロ ヴェロ)は代表的なヨーロッパのサイクリングロードです。
車に自転車を積んでいる人も多く見かけます。
自転車で移動しながら休暇を過ごしている人も多いです。
特にドナウ河沿いのサイクリングロードはヨーロッパで最も人気があるルートにひとつで、ここはオーストリアの世界遺産にも登録されているヴァッハウ渓谷がありますね。
ドイツから自転車で移動している人をよく見かけます。
旅の大きな日程はあっても、詳細は決めず、自分の気に入った場所で長く滞在したりとのんびりしています。
このドナウ河沿いのサイクリングコースはヴァッハウ渓谷も含めて私も日本からのサイクリングのツアーでアテンドしたこともあります。
この時は日本から数十万円するプロ仕様の自転車を皆さんが持って来られて、チェコからリンツを経由してドナウ河沿いを走りウィーンまでという楽しいルートでした。
もちろん途中で宿泊もします。
このようにオーストリアだけではなく、ヨーロッパから自転車での移動を楽しもう・・・とする方が本当に多くいますので、自転車チューブの自動販売機も場所によって置かれています。
こちらが自転車チューブの自動販売機です。
遠くから見るとたばこの販売機のようですが、"Fahrrad Schläuche" (ファールラート・シュロイヒェ)
自転車チューブと表示されています。
自転車チューブにはDV,SV,AVの3種類があり、それぞれ日本ではイギリス式、フランス式、アメリカ式などと呼ばれていると思います。
日本で一番馴染みがあるのはDVスタイルですが、SVがスポーツ車用やロード用としては多く普及しているでしょうか。
それら3つの異なった仕様が全てこの販売機で売られています。
自転車で長距離を移動する人にとって、チューブが壊れた時にとても助かりますね。
この場所はヴァッハウ渓谷のSpitzの街です。
ちなみにウィーンの街にも数か所に自転車チューブの自動販売機があります。