グラーベンのシルヒャー・シュトゥルムスタンドも先週で3週目となりました。
ここは木、金、土の3日間のみの営業が基本ですので時間が限られています。
オーナーはウィーン市から全日営業できる権利を持っているのですが、毎日Steiermarkからウィーンに来るのは大変であることと、売り上げがついてこなければ来る意味がないことなどが理由です。
そのため経験上木、金、土の3日間が基本となっているようです。
「日曜日の人混みはどんな具合?」とオーナーに聞かれたことがあり、過去日曜日にもスタンドが出ていたことはありました。
先週は金曜日の午後に団体ツアーの皆さんとグラーベンを歩いた時にこのシルヒャー・シュトゥルムを紹介しましたが、観光の内容が思いっきり詰まっていたのでここで皆さんと飲む時間などはとうていありませんでした。
この時もここはかなりの混雑でした。
その後、午後の仕事が終わって個人的にここに寄りました。
仕事の後のホッとしたひと時をシルヒャー・シュトゥルムで楽しみたかったからです。
午後の仕事が終わって人通りが多いケルントナー通りを避けるようにしてグラーベンに行きました。
グラーベンもたくさんの人がいましたが、このスタンドがある所には多くの人が立ち寄っているのが遠くからも見えました。
すぐにオーナーと挨拶をしてシルヒャー・シュトゥルムを飲み始めました。
「仕事の後の1杯は美味いだろ〜?」と言われました。
青空と行き交う人々を眺めながらのこのひと時はホッとします。
シルヒャー・シュトゥルムはBlauer Wildbacherというロゼワインを生み出す品種から作られるもので、赤ワインよりも透明感がある明るい色が特徴で、シュタイヤーマルク産の特産物です。
Schilcher (シルヒャー)はSteiermarkの登録商標です。
赤ワインのシュトゥルムも多く飲まれていますが、シルヒャー・シュトゥルムは写真で見られるように色がピンクに近いです。
オーナーの地元ぶどう畑では全体の35%はBlauer Wildbacherが占めているそうです。
毎年数万リットルのワインを製造しているので、ワインになる前のシルヒャー・シュトゥルムをどんなにたくさん飲んでもワインが足りなくなることはないそうです。
来週(実際は今週)も楽しみです。