ウィーンからグラーツ、ザルツブルク、ヴァッハウ渓谷、ウィーンの森、アイゼンシュタットなどの郊外に車で行こうと思ったら一般道でも行けますが、たいてい高速道路を使います。
仕事でも大型バスで移動することが多いですから、郊外に行く時には頻繁に高速道路を使います。
高速道路というとウィーンの街中にはないイメージがありますが、ウィーン中心ではありませんが、ウィーンの街中にも高速道路は通っています。
渋滞や事故でもない限りは高速道路の方が遥かに効率がいいですし、時間を節約することができます。
高速道路はAutobahn(アウトバーン)と言われ、オーストリアではA1,A2などのようにそれぞれのラインに名前がついています。
その他にS5,S6などのようにSchnellstaraße (シュネルシュトラッセ)と呼ばれるAと同じ有料の高速道路もあります。ウィーンの中心から頻繁に利用するのはA1,A2,A4です。
A1はザルツブルク方面、A2はグラーツ方面、A4はスロヴァキア、ハンガリー、ウィーン国際空港方面です。
団体ツアーの場合は移動が長いこともあり、大型バスで頻繁に長距離を走ります。
ウィーンからの郊外観光だって頻繁に高速道路を利用します。
高速道路を走っている時に見える長閑な風景も旅の楽しみのひとつです。
私は仕事で皆様にバスの中で色々な御案内をしている時でも外の景色をよく見ています。
こちらは高速道路を走っている時のちょっと印象的な風景です。
この日はウィーンナーノイシュタットに行き、帰りにそこからS4経由でA2に入ってウィーンに戻る時です。
写真はまだS4でA2に入る手前の所を走っています。
高速道路の青い案内表示にはWien,Graz方面と書かれていることがわかります。
ここから奥に見られる、雪が積もっている高い山が印象的です。
この山はSchneeberg (シュネーベルク)です。
Schneeberg (シュネーベルク)はオーストリアアルプスの一角で標高2076m、Niederösterreichの最高峰です。
Schneebergは日本語では"雪山"なんて直訳になり、ウィーン中心部から直線距離で60km弱南に位置しています。
地元ではこの辺を南アルプスとかWiener Alpenなどと呼ばれています。
ここは年によっては5月の初旬ぐらいまで雪が山頂に積もっている姿が見られますが、今年は1月が非常に寒かったですから山頂よりかなり低い所でも雪が多く積もっています。
写真は2月23日の昼ぐらいに撮影したものです。
ウィーンからかなり近くてもこのような印象的な山の姿が見られます。