こちらは7月、8月は休暇シーズンです。
休暇はUrlaub(ウアラウプ)と呼ばれ、地元の人達は色々な所に出かけます。
学校は6月終わりが年度末、9月から新年度が始まりますので7月からFerien(フェーリエン)という大きな夏休みです。
親御さん達も子供達に合わせてこの時期に大きな休暇を取る人が多いわけです。
実際には職種の状況、学校に行っている子供達には縁がない人は、この時期に休暇を取れない・・・取らない・・・人も多くいます。
この時期のリゾート地は混みますし、またホテルなども値段が高く設定されることもあり、あえて外して休暇を取るわけですね。
いずれにしてもどこで休暇をするかというと様々です。
毎年人気があるのはやっぱり海があるところが多いでしょうか。
オーストリアは国内に豊かな美しい自然を持っていますし、氷河から形成された湖がたくさんありますが現在では"海"がありません。
海でなければ地元オーストリア内で休暇を過ごす方も圧倒的に多かったり、ヨーロッパ都市での休暇をする方もいます。
オーストリア内での休暇は別として、海に行ったりする場合は飛行機が便利です。
ウィーンはヨーロッパのほぼ中央に位置していますので、2時間~2時間半もあればヨーロッパ内のほぼどこでも行くことができます。
また、ウィーンから地中海の島々へのダイレクトフライトが頻繁にありますので、とても便利です。
ギリシャのエーゲ海、イタリアのシチリア島、サルディニア島、スペインのマヨルカ島、トルコ、エジプトなど星の数ほどの可能性があります。
さて、ウィーンからは手軽に地中海の島々やヨーロッパ都市にフライトがあるわけですが、今日はヨーロッパ航空会社がどのくらいの乗客数を持っているのかというランクを紹介します。
※Kronen Zeitung(2017年7月15日)より
右の表は2016年度のヨーロッパ航空会社の乗客数によるランクです。
1位はRyanairで、2位はLufthansaです。
オーストリア航空はルフトハンザの傘下に入っているので、数は少なくてもルフトハンザの次に書きました。
これによるとRyanair,easy jet,Air Berlinのような格安航空会社が入っていて、多くの利用客がいることがわかります。
こちらでも格安航空会社はとても人気があります。特にeasy jetはイギリスのEU離脱を背景にウィーンへ拠点を移すことが決まりましたので、ウィーンにとってまたウィーン国際空港にとっては大きな経済的効果が期待されています。
オーストリア航空は去年9月4日を最後に日本からの直行便が消えましたが、来年からまた復活するということなので旅行業界にとってはうれしい知らせです。
Ryanair(アイルランド) | 1億1.700万 |
Lufuthansa(ドイツ) | 1億1千万 |
Austrian(オーストリア) | 1.200万 |
IAG(イギリス) | 1億 |
Air France(フランス) | 9.300万 |
easy jet(イギリス) | 7.450万 |
Turkische Airlines(トルコ) | 6.280万 |
Aeroflot(ロシア) | 4.300万 |
Scandinavian Airlines (スウェーデン) |
2.940万 |
Norwegian(ノルウェー) | 2.930万 |
Air Berlin(ドイツ) | 2.890万 |
Alitalia(イタリア) | 2.260万 |
ヨーロッパ内の移動時間が6時間ぐらいまでだと電車を利用する人が多いと思いますが、お手軽な値段を提供している航空会社もたくさんあります。
こんなに安いの?ということがよくありますが、一番は安全性ですね。
これは中々興味深い統計でしょうか。