今年10月1日よりオーストリアでは公共の場所においてのブルカが禁止となります。
これは覆面禁止法です。
オーストリア政府は2017年10月1日より覆面禁止法が施行されることを発表しました。
これは公共の場所において衣服、もしくはその他の物で顔が認識できない程度に覆うことを禁止としています。
あくまでも個人的な制限がなく、常にまたは決められた時間に立ち入ることができる公共の場所、公共の建物、地下鉄や路面電車の公共交通機関、飛行機、電車などが対象となります。
違反した場合は150ユーロまでの罰金が課せられます。
罰金は現金、もしくはクレジットカードでの支払いとなります。
公共の場所で顔を覆っていた場合、警官から言われたらその場でブルカやマスクなどを取り外す義務があります。
これを拒否したり、または何らかの理由で顔が認識できない時には警察に連行されます。
上の絵はオーストリア政府からの情報をもとに、新聞ÖSTERREICHに掲載されていたものです。
上段と中断には"EALUBT"と書かれていてこれらは許されます。
上段は完全に顔が認識できますから、布で顔の周りを覆っていてもOKです。
中断は健康上の理由でつけるマスクや伝統行事であるファッシング(謝肉祭)などでの仮装、または寒さからのマフラーも許されています。
下段の"VERBOTEN"完全に禁止です。
健康上の理由など,いくつかの適用除外規定が設けられておりますが,現場における実際の状況が明確になっていないことから,日本で一般に販売されている風邪用や花粉症用のマスクも取締り対象となる可能性があります。
無用なトラブルを避けるためにも,10月1日(日)以降にオーストリアへ入国・滞在する際には顔が隠れるようなマスク等を外すようお勧めします。
ちなみにフランス、ベルギー、オランダではすでにこの法律が施行されています。
オーストリア政府からの覆面禁止法についての説明を以下からダウンロードできます。