ウィーンは本当に奥が深く、上品な緑溢れる美しい街・・・私はよく"ヨーロッパ文化が凝縮した街"という表現をしていますが、かつての帝国の都であり、他のヨーロッパの街とは歴史的立場も全く違い、様々なものがリンクしています。私は25年ぐらいウィーンに住んでいますが、ウィーンの街を歩くたびにいつもそう思います。
歴史が詰まっているウィーンの街は歩いているだけで楽しいです。
でも現在の人々の生活もしっかり見られ、昔と今が交差しています。
私も仕事では様々な角度からウィーンの街を案内しています。
さて、今日は"ウィーン"という名前が使われていて伝統あるウィーン少年合唱団を話題にしましょう。
ウィーンの歴史ある王宮の一角にある王宮礼拝堂では9月~6月終わりまでの毎週日曜日朝9:15からミサが行われています。そこで歌うのはウィーン少年合唱団です。それを伴奏するのはウィーンフィルのメンバーですから世界一豪華なミサ・・・と言っても過言ではありません。
この日曜日のミサを見るために日を選んで催行される日本からのツアーも年間を通して多くあります。
このミサは王宮の一番古いスイス宮の一角で行われますが、スイス宮自体が王宮の目立たない、ちょっと隠れたような場所に位置していますので、初めてここに来る方はちょっと分かり難いと思います。
ここは中庭空間にあって外からはあまり目立ちませんので、通常は人通りが少ない所です。
でも、ミサが始まる時と終わった時はかなりの混雑となります。
上の写真はミサが終わった直後の光景です。
かなりの混雑となっていますね。
ミサに参加した皆さんと、ミサは見ていないけどこの時間を見計らってここに来る人と入り混じっています。
この日は4月2日の日曜日で、私もこの中庭でグループの皆様を待っていましたが、ミサが終わる10:30頃からここは瞬く間に混雑状況となりました。
何と言ってもミサで歌ったばかりのウィーン少年合唱団のメンバーのかなりがここに現れます。
その時に気軽に声をかけて一緒に写真を撮ることができます。
これはいい思い出となりますね。
彼らに声をかけるとたいていは笑顔でいっしょに写真を撮ってくれます。
本当に時間がない子は英語で"Sorry"・・・と断れられる時もありますが、ここにこの時間に来た方は躊躇せずに積極的に話しかけてみましょう。