ウィーンの朝は早いです。
朝6時台の地下鉄などには多くの人が乗っています。
しかし、東京で見られるような電車に乗客を押し込むほどの通勤ラッシュというのはまずありません。
電車が車両故障などで遅れた場合は次の電車などに多くの人が乗っているケースなどは何回か遭遇したことがありますが、通勤ラッシュというような空気はほとんど感じません。
さて、昨日はウィーン市内からの通勤距離やどこから通勤してる人が多いかなどに触れました。
今日はその続きで、どのような手段で通勤しているかとその割合について見てみましょう。
※AK (Arbeiterkammer)2017年6月号より
右の表はウィーンに住んでいる人がどのように通勤しているかを示しています。
半分以上の人が公共交通機関を使用しています。
ウィーンの街は公共交通機関がよく発達していて、街中を縦横していますので、広い街でもかなり快適に移動できます。
車通勤が第2位です。
ウィーン |
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徒歩 | 8.4% |
自転車 | 5.7% |
車 | 32.2% |
公共交通機関 | 52.6% |
自転車通勤もこちらでは珍しくありません。
サラリーマン風やOL風の方が自転車で走りぬける姿はよく見かけます。
全部100%にはなりませんが、その他としてキックボードなどで通勤している人も見かけます。
私の場合は週末に仕事がある時には中心まで車通勤をすることが多いですが、平日は公共交通機関を使っています。
Niederösterreich |
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徒歩 | 5.4% |
自転車 | 8.4% |
車 | 64.9% |
公共交通機関 | 20.8% |
Burgenland |
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徒歩 | 5.2% |
自転車 | 3.0% |
車 | 80.3% |
公共交通機関 | 11.2% |
NiederösterreichやBurgenlandとなるとウィーンとはかなり事情が変わって来ます。
車通勤が圧倒的に多くなっています。
これはオーストリアの郊外を見れば理解できます。
ウィーンは公共交通機関がよく網羅しているので便利ですが、郊外は美しい風景が広がってはいますが、国鉄やローカルバスが限られた地域だけを走ります。
生活には車が欠かせないものとなるわけですね。