国立オペラ座の舞台裏事情 4

ウィーンの国立オペラ座内部の御案内をすることは年間を通してかなり多いです。

ウィーンの国立オペラ座は有名ですから、オペラには興味なくても中をちょっと覗いてみたい・・・と思われる方は多いです。

国立オペラ座はガイドツアーのみで見学することができますので個人的に見ることはできません。

年間を通して不定期ですがドイツ語、英語、イタリア語、スペイン語、日本語と色々な言葉でガイドツアーが提供されています。

ガイドツアーが始まる頃にはここはものすごく混雑します。

でも私(国家公認ガイド)とであれば私がお客様だけを御案内することができますので快適に観光できます。

その国立オペラ座はものすごい運営状況ですから、その辺をガイドツアーで知りながら見ると改めて国立オペラ座の凄さを実感できます。

今日は久しぶりに国立オペラ座の舞台裏事情というタイトルで普段は見られない状況を紹介します。

 

国立オペラ座の舞台裏事情1国立オペラ座の舞台裏事情2国立オペラ座の舞台裏事情3も御覧下さい。

 

 

 

 

上の写真は一瞬国立オペラ座のどこだかわかりませんが、よく見るとParkettという1階客席です。

"舞台裏事情"というタイトルとは舞台裏ではないので厳密には違いますが、しかしこれも国立オペラ座の裏方事情ということでここに取り上げました。

これは何をしているのでしょうか?

よく見ると左側は客席が見えていますが、白い部分には椅子がありません。

細い棒のようなものがたくさん見えますね。

これは椅子を固定しているものですが、椅子が全て取り外されていることがわかります。

 

 

これは国立オペラ座のメンテナンスをしている最中です。7月、8月は国立オペラ座はお休みになりますので、その時に国立オペラ座内では様々なメンテナンスが行われます。

国立オペラ座では年間約300回、毎日違った演目が上演されるわけですから普段の日にはできないことがたくさんあります。

ガイドツアーはこの時期毎日頻繁に行われるので、その時期に入るとメンテナンスの色々な場面に遭遇することがあります。

このような光景はまず目にすることができません。

 

 

この国立オペラ座については何回か話題にしているので興味ある方は以下も御参照下さい。

 

国立オペラ座は当時評判が悪かった

ウィーン主要劇場での客席の埋まる割合

ウィーン主要劇場での年間の公演数

国立オペラ座にある3つの広間

 

 

 

 

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