今年の夏は30℃を超える日が多いです。
8月3日が今年では一番気温が上がり38℃をちょっと超えました。
街中ではなるべく日陰を選んで歩く人が多く、テラスでは多くの人が冷たい飲み物を飲んでいました。
35℃を超えた時の街中の徒歩観光は本当にきついですね。
さて、オーストリアはアルプスを持っている国のひとつで、そのおかげで郊外には豊かな美しい自然が広がっていて、気軽に出かけられる所が星の数ほどあります。
暑い時にちょっと涼しくなれる所のひとつとしてうちのお気に入りの場所である水の世界のハイキングコース"MYRAFÄLLE"(ミラフェレ)を話題にします。
MYRAFÄLLE(ミラフェレ)はウィーンの中心部から車で70km弱南へ1時間ぐらい走った所のNiederösterreich一角にあるMuggendorfにあります。
左上の写真はここの入口にあるInfoセンターとレストランで、右上の写真は入口そばにある可愛らしい水車です。
Myrabachという川沿いにある滝を上がって行くハイキングコースです。
MyrabachはMyraluckeという洞窟が水源で、MyraluckeはNiederösterreichの標高1342mのUnterbergにあり、Gutensteinerアルペンと呼ばれてる地域にあります。
水源から8kmしか離れていない所に貯水池があり、そこから勢いよく水が落ちて行きます。
自然が形成した岩肌に水がぶつかり、豊かな水の音がこだまする14の滝があります。
Myrabachの高低差は520mです。
この滝に情緒ある木の橋が多く掛けられていてそこを歩いて行きます。橋の数は26個あります。
滝全体の長さは600m程で、高低差は70mです。
左上の写真は滝を上がって少し歩くとみられるOberer Stauseeという貯水池です。
ここは視界が開けていて、貯水池の横がコースになっています。
ここの水はとても澄んでいて魚も泳いでいます。
この奥の所にはちょっとしたレストランがありますので、この自然の中にあるテラスに座って喉の渇きを潤すのもいいと思います。
ここからルートはMyrabachを離れていき、右上の写真に見られるように森の中に入って行きます。
森の中は徐々に傾斜がきつくなっていきますが、それを抜けると右上の写真に見られる長閑な風景に出会えます。うちはいつもここで休憩をする習慣があります。
Myrabachから離れてこの地域の最高地点であるHausstein(ハウスシュイン)を回り込むようにハイキングコースができています。
左上の写真に見られる突き出している岩肌がHaussteinで、標高664mです。
ハイキングコースはここから滝に戻れるように奥へ続いて行きますが、ここからHaussteinまで行くことをお勧めします。
うちがここに来る時には必ずHaussteinまで行きます。
ここからの眺めはとても素晴らしいものがあります。
Haussteinからはこの周辺のアルプスを眺めることができます。
この下にはMuggendorfの小さな街が見られます。
このような谷の風景はオーストリアでは至る所に見られます。
このHaussteinから見られるもうひとつの話題性がある景色はSchneeberg(シュネーベルク)が見られることです。
奥の方に高い山が見えますが、これがNiederösterreichで一番高いSchneebergです。
このMyrafälleは自然保護地域に指定されているため入場料がかかりますが、大人はたった3.50ユーロです。
5月~10月の金、土、日、祝日は朝7:00~23:00までと長くオープンしています。
しかも夜はライトアップされますから、また幻想的ですね。