朝食に玉子を食べる方は多いでしょうか。
目玉焼き、オムレツ、ご飯に生卵をかける、スクランブルエッグなど色々なスタイルがあります。
私も個人的に玉子は好きで朝食では必ずと言っていい程食べています。
ちなみにこちらでは生卵をご飯に直接かけて・・・というスタイルはまず見たことがありません。生卵を食べるということはサルモネラ菌などのリスクがあるからでしょうか。
私は子供の頃は朝、ほぼ毎日ご飯に生卵をかけて食べていた時期もありました。
そもそも朝食でご飯を食べるという習慣もこちらにはないと思います。
今日はこちらのちょっと変わった玉子のスタイルを紹介します。
こちらは私の好きなカフェのひとつであるGriensteidlです。王宮のミヒャエル宮があるミヒャエル広場という歴史的に重要な広場に面しているカフェで、ほぼ100年ぶりに復活したという話題性があるカフェです。
私はここに仕事でも個人的にもよく来ます。カフェだけではなくウィーン料理などを始め食事も楽しめ、時間によっては非常に混むカフェですがデーメルなどと違って落着くことができます。
ここには日曜日の朝に来ることが多いです。日曜日の朝は静かで、観光客よりも地元の常連が朝食を食べに来たりお茶をする人を見かけます。ミヒャエル広場も閑散としていていい雰囲気です。私はよくここで朝食をとりますが、先日はここでちょっと変わった玉子を注文しました。
"Ei im Glas" (アイ・イム・グラス)というもので、ゆでたまごがグラスの中に入って左の写真に見られるように出されます。これは半熟よりもかなりドロドロで提供されるもので、たまごにスプーンを指すとすぐに割れて黄身が流れ出てきます。これをグラスの中でかき混ぜて食べるというのが一般的です。
ウィーンでは家庭でこのスタイルで食べる人もいます。意外と伝統的なスタイルで、よく知られているわりにはカフェなどではあまり見かけません。このようにグラスのお皿で食べる場合や、背丈が低いコップで同じように食べるパターンもあります。
ドロドロの黄身が好きな方にはお勧めの一品です。
実は・・・
私が結構好きだったこのカフェGriensteidlは今年6月28日をもって閉店してしまいました。
事情は色々あるようですが、本当に残念です。
ここの店の人には親切にしてもらって、仕事でも融通を利かせてもらいました。
ここで働いていた方々はDEMELや別のカフェで仕事をしていますので、また仕事でも顔を合わせることができるのでそこはよかったです。