ウィーンのちょっと珍しいアングル 47

早いもので8月ももう後半で休暇シーズンも終わりに近づいて来ました。

今年は暑い日が多く、ウィーンは今日までで30℃を超えた日が35日もあります。

 

さて、前回のウィーンのちょっと珍しいアングル46ではシェーンブルン宮殿のネプチューンの泉と国立オペラ座のオーケストラピットを取り上げましたが、今回はウィーンの街中風景です。

 

こちらがどこかはウィーンに詳しい方であればすぐにわかります。

王宮の一角であるレオポルド宮です。

ここは王宮の中庭のひとつで奥のアーチを抜けると英雄広場に出ます。

2台の馬車がお互いにすれ違おうとしていますね。

王宮の中を馬車が多く駆け抜けて行くのが見られるのもウィーンです。

ウィーンの街には馬車がよく合いますね。

私自身も馬車に乗っていて、手前に馬車の後ろ部分が見えています。

普段とは違った気持ち高い視線から街並みを見るのもおもしろいです。

 

こちらは馬車に乗っていることがすぐにわかります。

御者の背中が見えていますね。

この場所はグラーベンをちょうど横切る所で、奥にはペーター教会が見えています。

 

Fiakaer(フィアカー)と言う言葉はいくつかの説がありますが、一般的にフランス語の"Fiacre"から派生したとされています。ニコラス・ソバージュというフランスの商人であり、辻馬車業者であった人物が1662年にパリのサン・フィアクルで最初の待合馬車の乗車場所を設置したということです。

ウィーンで最初のフィアカーのライセンスが発行されたのは1693年ということになっていて、1700年頃には700台も走っていました。

 

馬車で走りながらウィーンの街並みを見るのもお勧めです。

 

 

 

 

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