年間を通して仕事をしているとウィーン空港から仕事が始まる場合や、逆に空港で仕事が終わる場合も多くあります。日本からウィーンに到着してすぐに観光が始まる場合や、ウィーンでの観光の終わりが空港でそのまま日本に帰る場合などです。
ウィーンの場合空港送迎は本来ガイド業務に入りますが時間がばらばらなのでアシスタント業務になることがほとんどです。
でも前述したように空港からそのまま観光が始まる場合や空港で観光が終わる場合はガイドがそのままアテンドします。
空港に行く場合や空港から市内に行く場合はタクシー、空港バス、国鉄、CAT、専用車などといくつかの方法があります。
日本からのお客様は荷物がありますから団体旅行の場合は専用バスがありますが、個人旅行の場合はタクシーを使われることが多いでしょう。
私は仕事の場合たいていÖBB (オーストリア連邦鉄道・・・いわゆる国鉄)を使います。
以前はS7だけしかなくとても不便でしたが、現在ではrailjetやICなどが乗り入れしていて、本数も多くあるので快適です。
railjetはオーストリアの高速国際特急列車で、2008年からオーストリア国内を始め,ヨーロッパのオーストリア周辺都市を結んでいます。
最高速度230km/hで走りますが、試験走行では275km/hを記録しています。
客車と機関車が同じデザインで車両全体の統一感があり、前後で同じようなデザインに見えます。
"railjet" と小文字で書かれ、ワインレッドが基調となり、3色の異なるグレーも使われ、窓の下には明るい赤が引かれています。
線路幅はこちらで定番の1435mm,全編成の長さ205m、Siemensの製造です。
全編成205mと書きましたが、現在では異なった行き先を連結して走らせているので長さが違うかもしれません。
車内は清潔感があって明るくまたWiFiも設置されていて快適です。
これは早朝7:03ウィーン空港発のBregenz行きです。
ウィーン国際空港を出た後はウィーン中央駅 (Wien Hauptbahnhof) までノンストップ、たった16分で到着です。
時間的にはCATと同じで、しかもウィーン市内の公共交通機関の定期やチケットを持っていれば1.70ユーロです。
中央駅に到着しますから地下鉄1号線 (U1)に乗って国立オペラ座があるKarlsplatzまでたった2駅です。
railjetもICEも通常料金で乗車することができます。
個人的にはよく利用しています。
ウィーン国際空港から国鉄で市内へも参考にして下さい。