ウィーン川の真横を散策

ウィーンの街は"ウィーン川"という川が流れていますが個人でウィーンを観光されている方がウィーン川を意識することは少ないのではないかと思います。まずウィーン川が見られる所が限られていることや街の中心界隈は地下を流れていることも理由でしょうか。団体ツアーの場合は大型バスで観光しますから車窓からウィーン川について御案内することはよくあります。ウィーンの中心部でウィーン川と言えば市立公園に行くのがいいでしょう。ここに来れば上の方からウィーン川を見ることができます。また地下鉄4号線でシェーンブルン駅で降りた時にウィーン川がよく見えます。ウィーン川は道路の水準よりも低い所を流れているので、街中でウィーン川を見ようと思ったら上から眺めるのが一般的です。しかし、場所によってはウィーン川の本当に川の真横を歩くことができます。

 


 

これは去年9月半ばのある晴れた日の朝7:30ぐらいのウィーン川です。この界隈はウィーン川が流れているその場所に降りることができ、この横を歩いていくことができます。右上の写真を見てここがどこだかわかる方は相当ウィーンに詳しい方か、この地域に住んでいる人でしょう。橋が架かっていて、その右隣りにはちょっと特徴的な建物が見えています。ウィーン川が流れている所は石畳になっていて、まるで地面の上をそのまま流れているようです。

 


 

ウィーン川はウィーンの森にあるKaiserbrunnberg(標高540m地点)が水源で,Niederösterreichからウィーン市14区に入りシェーンブルン宮殿のそばやナッシュマルクトを通りドナウ運河に注がれる全長34km、高低差385mの川です。

18世紀前半や後半にこのウィーン川の河川工事の案がありました。18世紀終わりの絵を見てもこの川はドナウ河同様にかなりの範囲にわたって枝分かれしたように流れていました。

最終的に19世紀終わり、ドナウ河第一次河川工事よりも後になって行われました。

この頃にちょうどStadtbahn (市営鉄道)の建設も始まっています。この市営鉄道のひとつが現在ここを通っている地下鉄4号線です。

 

左の写真は私の影が映っていますね。この時間は朝日が西の方に向かって照りつけています。右の写真は前述した特徴ある中世風の建物で、これはウィーン13区、14区の区役所です。

この場所は地下鉄4号線のHietzingとBraunschweiggasseの間です。

 


 

こちらは前述した橋の上からのウィーン川の眺めです。この橋は"Badhaussteg"という名前で、中々情緒ある街灯に橋の名前が見られます。ここから見るとウィーン川が道路や地下鉄に対してどのように流れているかがわかります。自転車でこのウィーン川の横を走っている人が見られますが、ここは知られた自転車道路にもなっていて、この時間にもたくさんの人が走っていました。この日はこの界隈にあるホテルから仕事が始まったので仕事前に普段とは違うちょっとした朝の散策を楽しみました。

 

 

 

 

 

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