観光でウィーンに来たら普通は最初に市内観光をするでしょう。
シュテファン大聖堂を中心としたウィーンの旧市街の街並みの美しさ、リンク道路沿いの荘厳な建造物、豊かな緑が多くある公園の中の記念像、中心からちょっと離れたシェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿など尽きません。
街の様子が少しわかってくると有名なカフェなどでちょっと腰を下ろすのもいいでしょう。
慣れて来ると公共交通機関を使って行き易きウィーンの北の森方面もいいでしょう。
ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した奥が深い街ですが、外側にも見所が多くあります。
ウィーンに数泊できて時間がある方はウィーンを離れて遠出をする人も多いでしょう。
その時はザルツブルクやヴァッハウ渓谷、ウィーンの森へ行かれる方も多く、行き方などの御質問をよく受けます。
オーストリアは国内に美しい自然が広がっていますので、ウィーンの街とは全く違う姿が見られます。
その中でヴァッハウ渓谷は私も大好きなドナウ河の最も美しい部分で、シーズン中には仕事でも個人的にもよく行きます。
6月初めに家族でヴァッハウ渓谷に出かけたことを少し書きましたが、その時は船下りの関係上デュルンシュタイン~シュピッツ~デュルンシュタインというルートだったのでメルクには行きませんでした。
今回は仕事でウィーンから定番な日帰り観光でヴァッハウ渓谷に行きました。
7月終わりの週末、この日は気温が30を超えた暑い日となりましたが、朝から素晴らしい青空が広がっていて、荘厳なバロック建築であるメルクの修道院とのコントラストが印象的でした。
やっぱりここは青空がいいですね。
お客様とここに来る時には高速道路から降りて直接メルク修道院の駐車場に入ります。
左上の写真は駐車場から見た風景です。
個人でここに来る方はたいてい鉄道を使うと思いますので、この場所に来ることはほとんど無いと思います。
修道院は事前に予約してありますから待ち時間無しで見学しました。
もちろん私が御案内しました。
ここは2016年9月から"写真禁止"になってしまったのが本当に残念で仕方ありません。
ヴァッハウ渓谷に来たら修道院は絶対に見学するべきです。
私のサイトを訪れて頂いている皆様にはもうお馴染みとなったメルク修道院のバルコニーから見たメルクの街並みです。
この風景は何度見ても飽きることがありません。
この後には素晴らしい図書館と教会が待っています。
修道院見学後にメルクの街まで降りて来ました。
ここに来ればメルクの街とまるで街を支配しているかのような断崖に立つ修道院の印象的な姿を見ることができます。
修道院見学後、修道院横のレストランで昼食ですが、ここは下に降りていくことをお勧めします。
その分、船の出発時間を考えると少し昼食が忙しくなりますが、ここのレストランやカフェでは乗船時間に合わせて昼食をとる人が多いことから、頼めばかなり早く出してくれます。
雲一つない素晴らしい青空です。
13:45発のBrandnerのMs.Austriaに乗船です。
メルク~デュルンシュタインまでのクルーズを楽しみました。
かなり暑かったこともあり、多くの人は船内にいたため、デッキ席には余裕で座ることができました。
途中の風光明媚な景色を楽しみながらのあっという間の1時間20分でした。
その後デュルンシュタインを散策してウィーンに戻りました。
ヴァッハウ渓谷は個人で来るにはちょっと行きづらく、時間もかかりますが、訪れる価値は十分にあります。
最後は定番なデュルンシュタインの船からの眺めです。