昨日は今年になって最も暑かった日で35℃を超えました。
全日観光で街中も歩きましたが、風が吹いていましたので少し救われました。
今週は連日30℃を超える予報です。
さて、ウィーンの夜も素敵です。歴史的な建造物がライトアップされますから昼間とは違った印象を与えます。同じ場所でも昼間と夜とは全く違う雰囲気になる所がたくさんあります。暗いですからライトアップしている周りの建物はあまりよく見えないわけで、逆にライトアップされている所が映えるわけですね。
前回の美しいライトアップ8ではコールマルクトと王宮のミヒャエル宮を取り上げましたが、それからまたかなり時間が経ってしまいましたが、今日はそのシリーズ第9弾です。
こちらはアーチの奥に見える風景に登場させてもよかったのですが、ここのライトアップは中々情緒があるのでここに取り上げます。ここがどこだかわかりますか?
ここはミノリーテン教会のアーチ回廊です。
ミノリーテンはフランシスコ会から枝分かれした修道会です。フランシスコ会は1209年にアッシジで設立された修道会で、ウィーンにはバーベンベルク時代のレオポルド6世によって1224年に呼ばれます。
その後まもなく王宮に近いこの場所に教会と修道院を作ります。
このミノリーテン教会にはダ・ヴィンチの最後の晩餐のモザイクやクリスマス時期にはWeihnachtskrippeが飾られることで知られています。
写真だとかなり明るく見えますが実際にこの場所に来るとそんなに明るくは感じません。
ミノリーテン教会で掲載している3枚目の写真と同じ場所ですので比較してみて下さい。
ここは昼間歩いてもゴシック様式の中世風の空気が漂う場所ですが、夜のオレンジ色に灯された雰囲気も素敵です。
こちらは上の写真で見られるゴシック様式のアーチ回廊を外側から眺めています。
上の写真では見ることができませんが、アーチ構造のそれぞれの部分には外側にも同じようなゴシック様式の窓のようなアーチがたくさん並んでいます。
回廊部分がライトで灯されていますので、このゴシック様式のアーチの窓それぞれから光が漏れてきます。
この教会の周りは暗いのでこの部分だけがかなり強調されているように見えます。昼間では全く見ることができない光景です。
神秘的と言っても過言ではありません。
ウィーンにはこのような所がたくさんあるので、夜の街中散歩もお勧めです。