去年6月のある暑い日、家族で近所を散歩していました。うちは夏に散歩をするとアイスを食べる習慣があり、この日もちょっとアイスでも食べよう・・・ということになり近くにあったKaffee Konditorei (いわゆるケーキ屋さん)に寄りました。こちらはケーキ屋さんでもカフェやジュース類、ビールやワイン、アイスなども普通に提供されている所がほとんどで、寄ったこの店でも、街中に見られるアイスサロンのようにアイスのバラエティーが豊富に提供されていました。家から比較的近いこのカフェの前はしょっちゅう通るのですが、中に入ったのは数えるぐらいしかありません。
アイスを食べようと思っていましたが、メニューの中に"cream soda"(クリームソーダ)があったので懐かしく思いアイスではなくクリームソーダを注文しました。
しばらくしてクリームソーダが運ばれてきました。
上の写真がその時頼んだクリームソーダです。クリームソーダは子供の頃よく飲んだのを覚えています。
日本ですとメロンソーダにアイスクリームが入っているのが定番ですよね。クリームソーダという響きが懐かしくて、自然と日本のクリームソーダをイメージしていたので、最初見た時にはちょっと失望しました。
色が全然違うしアイスも入ってないじゃん・・・とひとりでぶつぶつ言ってたらここは日本じゃないんだからと家内に一言いわれました。のども渇いてましたし、せっかく頼んだので飲み始めたら意外とおいしい味でした。
もちろん日本のクリームソーダとは全く違い、桃の味が強く炭酸の混ぜ具合もよく、メランジェを思わせる泡立てたミルクが上に入れられていてウィーン風です。ウィーンのコーヒー文化を知っていればこのクリームソーダも納得できます(笑)
ウィキペディアのクリームソーダの説明によれば、日本を除く世界では、バニラクリームやアイスクリームを使わない飲料を指すようです。そもそもウィーンのカフェでは"クリームソーダ"というのをあまり見たことがありません。いや、あるのかもしれませんが注意して見ていないので、このカフェでクリームソーダを見た時にはちょっと驚きました。
でもこれもおいしかったのでまた飲みに行こうと思います。