昨日のウィーンの街は、外から見ているとウィーンらしくない・・・しかしウィーンの街を知っていると自然と理解できる毎年恒例!?のイヴェントとなっているRegenbogenparade (レインボーパレード) が行われました。
今年で22回目となったこのレインボーパレードは同性愛者が主役となるホモとレズのパレードです。
今日はその雰囲気をちょっとお伝えします。
このレインボーパレードはウィーンのリンク道路を時計の針とは逆方向に同性愛の方々が色々な姿で行進するもので、同性愛者も一般同様の権利を主張します。
パレードは市庁舎から14:00に始まりますが、11:30頃からがリンク道路が徐々に閉じられて準備が始められていました。
私は昨日全日団体ツアーの皆様と観光しましたが、交通の規制に当然のことながら引っかかりました。左上は12:30頃の国立オペラ座です。
国立オペラ座にもレインボーのシンボルが掲げられていますね。
昼食を食べた後、美術史博物館を御案内しましたが、絵画を鑑賞中にも外からお祭り騒ぎの音がよく聞こえてきました。
こちらはルネッサンスの絵画を見ていて、外は現実的な同性愛者のパレード・・・何とも言えない特別な雰囲気となりました。
ウィーンはこの時、ヨーロッパでの同性愛者の街と化したわけです。
参加者は毎年100.000で、今年もとにかくたくさんの人がひっきりなしに行進していました。
美術館から出て来て、皆さんとしばらくパレードの模様を見ました。
私達はデーメルでのお茶休憩が入っていたので、このパレードの中をぬってリンク道路を渡りました。
参加者はヨーロッパ各地からが主流です。
様々な同性愛者の団体がプラカードなどを掲げて歩いていたり、同性愛者の店なども参加して宣伝をしていました。
2004年からはウィーン市もこのレインボーパレードに協力しています。
路面電車も一時的にルートが変わり、路面電車自らトレードマークのレインボーを掲げています。
様々に仮装したり、裸で歩く人なども多くいましたが、皆さんとにかく陽気で気軽に道端で見ている私達にも話しかけてきました。
人生を楽しんでいるということが伝わってきます。
ウィーンはこのような一面もあります。