ウィーンによく見られるこの時期の花 190(マルバウツギ)

6月のこの時期になると多くの花がすでに咲き終わりました。

その分、ウィーンの街はより緑が多くなっていることがわかります。

マロニエもすでに実がつき始めているものもあります。

年間を通して日が一番長い時期で、夏のような日が多くなっています。

さて、今日は地元でよく見られるこの時期の白い花を話題にしましょう。

 


 

こちらはドイツ語ではRaue Deutzie,学名ではDeutzia scabra、日本語ではマルバウツギとかツクシウツギと呼ばれています。

アジサイ科、ウツギ属の落葉低木です。

原産は日本の本州の西側、九州、四国です。

 

開花時期は5月~6月で、白くて細かい特徴的な形をした花が密集して咲きますので、遠くからでもよくわかります。

花の先は細かく立つように咲きます。

日本でのマルバウツギとは学名がいっしょでもちょっと違うように見えます。

 

花の咲く部分は6cm~12cmぐらいでしょうか。

花ひとつは1.5cm~2cmぐらいの幅です。

全体的な高さは2.5m~3mぐらいでしょうか。

学名の"scabra"はドイツ語では"rau"(=rauh)とか"krätzig"で、ザラザラした、ガリガリした・・・なんて意味があります。

 

 

こちらでは観賞用として庭などによく植えられています。

 

写真は2017年6月3日11:30頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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