帝国、貴族制度は当然現在は存在していないオーストリアは民主主義の共和国ですが、ウィーンには今でも数えきれない程の宮殿があります。
それらの宮殿は観光、政治関係、企業など多目的に利用されています。
リンク道路沿いの公共的建造物以外はほとんどが~宮殿という名称になっています。
宮殿と言えば真っ先にでてくるのがシェーンブルン宮殿です。
ウィーンに始めて観光で来て、ここに行かな人はまずいいないでしょう。
そのシェーンブルン宮殿の並んでポピュラーなのがベルヴェデーレ宮殿です。
"バロック様式"という観点から見れば、シェーンブルン宮殿よりもベルヴェデーレ宮殿の方がオーストリアバロックの全盛期を見ることができます。
今日はそのベルヴェデーレ宮殿に関しての朗報をお知らせ致します。
ベルヴェデーレ宮殿は上宮、下宮があり、オーストリアギャラリーという美術館として人気あるスポットです。
何と言ってもクリムトの接吻を始め、エゴン・シーレ、モネ、マネ、ルノワール、ゴッホ、ムンク、ダヴィッドのナポレオンなどが見られます。
また、ここの庭園とウィーンの中心部に向かっての眺めも素晴らしいです。
さて、このベルヴェデーレ宮殿ではエントランス、大理石の間、階段ホール以外は館内の写真撮影が(絵画コーナー)禁止というのはよく知られています。
オーストリア連邦産業院に属するオーストリア国家公認ガイドグループとベルヴェデーレ宮殿との話し合いのおかげで、2017年6月1日(昨日)から写真撮影が解禁となりました。
フラッシュ、三脚、自撮り棒は禁止となっています。
※全ての絵画が撮影できるわけではありませんので御注意下さい。
去年8月にベルヴェデーレ宮殿で絵画を撮影しまくりというタイトルで、ちょっとイレギュラーな状況を紹介したことがありましたが、今回は違います。
これはとてもうれしいことですね。
また、ベルヴェデーレ宮殿の開館時間も少し変更となりました。
2017年7月1日より毎日9:00~18:00、金曜日は21:00までオープンです。