オーストリアでひとつの観光スポットして最も多くの人が訪れるのはシェーンブルン宮殿です。
私はガイドとしてシェーンブルン宮殿に1日2回行くこともしょっちゅうです。
つまり、午前と午後がそれぞれ別のお客様ということですね。
ちなみに1日3回行く時もあり、3日目はシェーンブルン宮殿が閉館してからの特別ツアーの時です。
特別ツアーはたいてい夕食とコンサートがセットになっています。
ヨーロッパでの重要なバロック建築であり、世界遺産にもなっていて、また庭園も素敵です。
昨日土曜日はひとつの団体ツアーの皆様とでした。午前中は全員で市内観光、午後はオプショナルツアーで王宮、カプツィーナー教会を含めた徒歩観光でした。
午前中の観光は例によってシェーンブルン宮殿から始まりました。
地下鉄を降りてシェーンブルン宮殿に向かって歩いている時に、まだ8:30前にもかかわらず、すでに多くの観光バスが止まっていて、たくさんの団体ツアーの皆さんが正門へ向かっていました。
今週の木曜日がキリスト昇天祭の祝日で、金曜日も休みを取って4連休にする方が多く、シェーンブルン宮殿は今日は混むだろうな・・・と予想はしていましたが、この時間で予想以上に混んでいました。
グランドツアーだったので40室全室を見学しましたが、前半は個人のお客さんが多かっただけでスムーズに回れましたが、大広間から先が大渋滞となっていました。
団体ツアーの場合は後半のハイライトツアーを見学する割合が80%以上になりますので、当然、後半が混む可能性があるわけです。
シェーンブルン宮殿では通常のグループの大きさの場合、1部屋1グループというルールがありますが、
昨日は場所によっては4グループもひとつの部屋に入っていた時もあり、文字通り大渋滞でした。
宮殿の見学を終えて、庭園を含めたフリータイムを取った後、正門に戻ってくるとチケット売り場は大混雑となっていました。
宮殿見学のチケットを買おうとたくさんの人が並んでいます。
5つの窓口もフル稼働していましたが、追いつかない状況でした。
シェーンブルン宮殿に訪れる方が次から次へとが地下鉄駅から歩いて来て、正門から入って来るので、
列がどんどん長くなっていくわけですね。
昨日は長い週末の土曜日、気温も日中25℃、天気も良く青空が広がるシェーンブルン宮殿でした。