ウィーンはカフェ文化が根付いた街で、100年~200年の歴史を持つカフェハウスが多くあります。
このウィーンのカフェ文化に触れることはウィーンの観光でも外せないと思います。
カフェと言えばケーキも同時に食べたくなりますね。
ウィーンは宮廷文化が栄えた街なので帝国時代に宮廷に商品を卸すことができた老舗が多くあり、スイーツだって"K.u.K."の称号を持つカフェが今でも多くあります。
もう何回もここに書いていますが、私個人的にはハイナーが一番好きで、仕事でもプライベートでもよく行きます。
今日は個人的に好きなハイナーのイチゴのケーキです。
先日、全日の仕事が終わって喉が渇いていたので、家に帰る途中にちょっとハイナーに寄りました。
喉を潤す目的が半分で、残りの半分はイチゴのケーキを食べたかったからです。
観光中にここを通るたびに何度となく皆様にこのケーキをお勧めしていたのですが、自分が座ってゆっくり食べる時間が最近なかったので、今日こそは・・・と思って行きました。
テラスで少しボ~っとして行き交う人々を眺めたかったので、中には入らずにテラスに直行。
この日は暑かったこともあり、テラスは満席でした。
私はここの常連なので、店員さんがすぐに声をかけてくれて、「今は1人? 仕事はもう終わったのですか? もうすぐ空くから待ってなさい」と言ってくれました。言葉通りすぐにテーブルが空いたので
例のイチゴのケーキとアペロールソーダを注文しました。
このイチゴのケーキは"Erdbeeromelette" (エルトベーアオムレッテ)というイチゴをオムレツのフォームで挟んだものです。直訳すればイチゴのオムレツです。
この時期イチゴのケーキとしては私はこれが一番好きで、フワッとした食感とイチゴのクリームのバランスがよくて、イチゴが5個もクリームの中に入っています。
アペロールソーダはここ数年で非常にポピュラーになり、多くの人が街角で飲んでいます。
アペロールはイタリア産のリキュールの銘柄のひとつで、オレンジ色をしたハーブ系リキュールです。
カンパリのようなちょっと苦みを感じる味ですが、以外とくせになります。
上の写真のようにアペロールソーダに氷を入れて、切ったオレンジと出されるのが一般的です。
私は毎日お客様に様々な角度から御案内をしています。つまりず~と喋っているわけですから仕事が終わった後のちょっとした静かにするひと時は大事です。
時期的にこのErdbeeromeletteはそろそろなくなるかもしれません。