数日間は日中25℃~27℃ぐらいの暑い日が続きましたが、昨日の夜は強い風がひっきりなしに吹き、今日はぐっと気温が下がったウィーンです。
この時期のウィーンは色々な花が咲いていて、街路樹の緑と合わせて街並みを演出しています。
ウィーンのリンク道路沿いだけでも5つも大きな公園、庭園があり、外側にも多くの公園があります。
でもその街中の豊かな緑をもっと外側から囲んでいる大きな緑がウィーンの森です。
前回はウィーンで定番なマロニエと赤いベニバナトチノキのコントラストを話題にしました。
今日は小さな花がたくさん咲いているちょっと特徴的な花です。
こちらはドイツ語で
Kolkwitzie(コルクヴィッツィエ)、
学名でKolkwitzia amabilis,
日本語ではショウキウツギとかアケボノウツギ、そのまま学名でコルクウィッチア アマビリスとも呼ばれています。
スイカズラ科のショウキウツギ属、落葉小高木です。
一属一種で原産は中国で、300m~1300mのかなり標高が高い岩石地帯や丘陵地帯に自生しているそうです。
開花時期は5月で枝先にラッパの形のような薄いピンク色の小さい花をたくさんつけます。
花の長さは1cm~2cmぐらいで葉は意外と大きく3cm~8cmぐらいで、尖ったギザギザ部分が見られます。
高さは2~3mほどです。
ショウキウツギがヨーロッパに紹介されたのは1901年と歴史が浅く、植物学教授コルクヴィッツの名前にちなんで付けらたということです。
見事な花を咲かせること、育てやすいこと、寒さや乾燥にも強いことなどもありこちらでは観賞用として公園や庭などに多く見られます。
写真は2017年5月13日 12:30頃市庁舎の公園で撮影したものです。