ウィーンは年間を通して様々なイヴェントが開かれます。
最近ではシュタイヤーマルクの春、Burgenland Kul(t)inarium、Genuss Festivalなどを話題にしました。
そのようなイヴェントには多くの地元の方々が訪れるので、地元の空気を強く感じることができます。
普段観光で見るウィーンの街とは違い、オーストリアのローカルな雰囲気が見られます。
今日話題にするのはやはり毎年行われている恒例なWaldviertelpurというイヴェントで、今年が14回目となります。
Waldviertel(ヴァルトフィアテル)はNiederösterreichの一角で、ウィーンから北西に位置しています。
以下の地図を御覧下さい。
習慣的にそれぞれの地域には名前がついていて、緑の部分がWaldviertelという地域です。
ちなみに白く抜けている所がウィーンです。
※WIKIPEDIA https://de.wikipedia.org/wiki/Waldviertelより引用
Waldviertelにはこの州の北西に位置し、約4.600km²あり、ヴァッハウ渓谷で有名なメルクやクレムスの北一体になります。
家族でよく出かけるBlockheideや自然公園Hochmoor Schrems、アメジストの世界もこの地域です。
Waldviertelは見所がとても多いですが、残念ながら日本からの観光ではほとんど足を延ばさない地域です。
"Waldviertelpur"はシュタイヤーマルクの春同様、この地域のアピールを大々的に行います。
Waldviertelの様々な業者がテント小屋を構えて、自慢の郷土料理やワインなどの食文化、特産品、自然、休暇プランなど色々な分野が紹介されます。
ウィーンはオーストリアでは最も人口がある180万人の街ですから、宣伝効果は抜群というわけです。
ウィーンに住んでいる地元人は車があればよく遠出をしますので、普通はWaldviertelのことは誰もが知っていますが、このようなイヴェントではもっと深い所まで知ることができるわけです。
例によって市庁舎で5月17日~5月19日までの3日間に渡って開かれています。
私は昨日午前中の仕事が終わって、ここに立ち寄りました。
昨日は日中27℃ぐらいの暑い日で、晴れ渡った青空の下、のんびりここで過ごす人が多くいました。
小さなテント小屋がそこらじゅうに出ていて、地元のそれぞれの業者や観光局が積極的にWaldviertelをアピールしています。
たくさんのベンチとテーブルが並べられていて、皆さんが飲んだり食べたりしています。
このイヴェントにももちろん学士さんもいて、歩きながら色々な場所で演奏していました。
右上の写真はブルク劇場が奥に見えていますね。
左上の写真はWaldviertel のInfoスタンドです。
ここではこの地位s期の色々な情報を知ることができます。
Waldviertelのビールといえば、ZWETTLER BIER・・・Zwettlは有名なシトー修道会がある街で、ここのビールは地元で有名です。
今日5月19日は最終日で22:00までオープンしています。
ウィーンに今いる方は足を運んでみて下さい。