ヨーロッパの車文化は街が最初にあって、後から登場した車が歴史ある街に共存させてもらっているという感覚でしょうか。
ウィーンは車の所持率が高い街であり、たくさんの車が走っていて、そこらじゅうに路上駐車を見ることができます。
特に縦列駐車が頻繁に行われますので、縦列ができないとこちらでは話になりません。
街中を歩いていると、ギリギリに縦列駐車している状況をよく目にします。
お客様からは「よく、入りますね・・・これで出られるんでしょうか?」とよく言われます。
縦列は慣れですね。何回もやることになれば感覚的に覚えます。
さて、こちらは日本で言えば"外車"が当たり前のように多く走っていますが、日本車だってそれなりに走っています。
個人的なことですが、私も7年前からはずっと日本車に乗っています。
オーストリアでは日本車と言えばTOYOYTAとMAZDAが多く見られますが、それ以外の日本車もそれなりには見かけます。
日本車のSUZUKIと勘違いしていまう頭文字が"S" から始まるヨーロッパ車SEATは多く見られます。
SEAT(セアト)はスペインの車で、現在ではVW (フォルクスヴァーゲン)の傘下に入っていて、オーストリアではベスト10界隈にしょっちゅうランクされ、頻繁に見られます。
SEATはFiat出資下で1950年に設立されました。
SEATはSociedad Española de Automóviles de Turismo の略です。
ちなみに日本では正規輸入、販売は行われていませんので、このメーカーを知らない方の方が多いのではないかと思います。
このSEATは他のメーカーの同レベルの車と比べると値段が安めで、性能も悪くないのでこちらでは多くの人が乗っています。
このSEATと前述した日本車のSUZUKIのロゴは共に"S"ということでSEATをSUZUKI車だと思われる方が意外と多いです。
上の写真はSEATとSUZUKIが隣通しになっている光景に遭遇しました。
右の赤い車がSEATで、左の緑がSUZUKIです。
私は自分の車を運転している時で、ちょうど信号待ちです。
2社で比べればマークは違いますが、個別に見ると車にあまり詳しくない方は間違ってしまうかもしれません。
ちょっと見にくいですが、車メーカーのロゴを拡大してみました。
比べれば違うことがすぐにわかるのですが、勘違いしてしまう方が結構いらっしゃいます。