ウィーンは年間を通して様々なイヴェントが開かれます。
これらに全部顔を出すとなるとかなり忙しくなりますね。
その中には地元でも恒例となり、毎年それを楽しみにしている人も多くいます。
これが開かれたら同時にあぁ~、またこの時期になったんだな・・・と季節を意識します。
さて、ちょうど1ヶ月前の4月10日にシュタイヤーマルクの春という毎年恒例のイヴェントについて書きましたが、今日はそれと似たようなイヴェントを紹介します。
こちらは"Burgenland Kul(t)inarium" (ブルゲンラント クルティナリウム)というオーストリアのBurgenland州の食文化を披露するイヴェントです。
Burgenlandは州都がハイドンゆかりの地アイゼンシュタットで、1921年になってからハンガリー王国からオーストリアに組み込まれた歴史を持っています。
ここはステップの湖としてはヨーロッパ最大のNeusiedler Seeがあり、ワイン産業がとても盛んで、NiederösterreichとSteiermark州に隣接している南北に細長い州です。
このBurgenland Kul(t)inariumは今年15回目で、5月8日~5月10日までの3日間に渡りウィーン旧市街のAm Hofで開かれています。
私は昨日午前中の仕事が終わった後、ちょっとここに立ち寄ってみました。
昨日は朝から雨が降っていて、肌寒い1日でした。
この時間は13:30頃で、雨はほとんどあがっていましたが、訪れている方はこの時間に関しては残念ながらとても少なかったです。天気の悪さと寒さの影響です。
ベンチが広場にたくさん用意されていますね。ベンチの数からもわかりますが、天気が良ければここはいっぱいで、過去の写真などを見ても満席となっていることがわかります。
ドイツ語のkulinarischという言葉は食通な、とか美食的ななんて意味に使われます。
Burgenlandの農家、ワイン業者などが産地特産物を紹介します。
魅力的なお店がたくさん並んでいますが、この時間に関しては皆さん暇そうでした。
それでもLiveで二人の演奏家が場を盛り上げていて、その音楽はスピーカーを通してこの広場に流されていました。彼等は快く写真を取らせてくれました。
11:00~22:00まで開かれていて、今日が最終日です。
ウィーンにいる方は是非訪れて下さい。
普段は中々飲むことができないワインが飲めますよ。