ウィーンによく見られるこの時期の花 182(セイヨウハナズオウ)

早いもので4月ももう今日で終わりです。

日中暖かくなる日と寒い日が交互に来ているようなこの時期です。

今年の冬は例年よりもかなり寒かったので、木々が緑をつけるのが少し遅かったような気がします。

2月や3月などに咲き始める花も遅く咲き始めましたが、もうこの時期は本来見られる花が多く咲いています。

春のこの時期はどうしても花の話題が多くなってしまいますが、季節を感じられていいと思います。

前回は非常にポピュラーなライラックを話題にしました。

今日はちょっと濃いピンク色の花です。

 

私はその場で撮影した画像に手を加えることはほとんどしていないので、右の写真はちょっと暗めで分かり難いかもしれません。

 

こちらはドイツ語でGewöhnlicher Judasbaum、

ラテン語でCercis siliquastrum,

日本語ではセイヨウハナズオウです。

 

マメ科、ハナズオウ属、多年草で、4~8mぐらいの低木もあれば、10mを超える高木まであり、幅も10mぐらいになるものもあります。

今年はちょっと小さめのセイヨウハナズオウをここに紹介します。

濃い桃色の花が幅広くたくさん見られます。

 

 

アドリア海より東側の地中海から西アジアに分布し、

開花時期は3~4月です。

 

花は一箇所から3~8個に広がって咲き、濃いピンクで、太い幹や枝からそのまま咲きます。

花の後に5~9cmぐらいの細いさやに入った豆が

たくさんぶら下がります。

 

ある程度乾いた石灰成分が含まれた標高400m以下の

土壌が好まれます。

 

観賞用としてこちらでは公園、ブドウ畑、一般の庭などに多く植えられています。

 

 

写真は2枚共 2017年4月16日(復活祭当日)の17:45頃、ヒルシュシュテッテンの花壇庭園で撮影したものです。

 

 

 

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