ウィーンの面積は415km²、人口は180万で東京と同じ23区に分けられています。
数字からもわかるようにウィーンの街は世界でもかなり広い街に数えられます。
ウィーンの街を歩くとわかりますが、車が多く走っていて、路上駐車もそこらじゅうに見られます。
ウィーンの街は車の所持率がかなり高いということですが、逆になるべく車に乗らないようにカーシェアリングやCitybikeなどのレンタサイクルも積極的に導入されているECOな街でもあります。
公共交通機関がウィーンの街を網羅していますから、車がなくても全く問題はありません。
でも、オーストリアは郊外にも美しい所が多いですから車があった方が行動範囲が広がり何かと便利です。
特に家族がいる場合は車はこちらでは必需品です。
私もウィーンでは車に乗っていますが、オーストリアは車があった方が断然生活が楽しくなります。
さて、お客様からよく街中の渋滞に関しての御質問を受けることがあります。
ウィーンの街は時間と場所によってはかなりの渋滞があります。
ウィーンを含めたオーストリア主要5都市の渋滞状況が最近報告されましたのでちょっと見てみましょう。
右の表を見て下さい。
これはナビゲーションシステムで知られているTOM TOMが1年に1回計っている世界主要都市の交通量からのデータです。
この数字はは1時間かかる所を、何分は渋滞になるということを示しています。
つまりウィーンの場合は1時間で走れるはずの距離が渋滞のおかげで30分余計にかかるという意味です。
Wien | 30分 |
Salzburg | 29分 |
Graz | 27分 |
Linz | 24分 |
Innsbruck | 18分 |
※ TOM TOM (オランダのナビ会社)より
世界渋滞ランキングの中ではザルツブルクが85位、ウィーンは94位と100以内に入っていて、インスブルックは269位ということです。オーストリアではザルツブルクが最も渋滞するということです。
年間で換算すると平均的に112時間は渋滞時間ということで、ウィーンの場合は夕方のラッシュ時には54%余計にかかるというデータも出ています。
私はウィーンの街を仕事でもプライベートでも車で移動することが多いですが、渋滞する場所はある程度決まっていて、なるべくその場所を避けて移動しています。
ウィーンはよくリンク道路を封鎖してイヴェントやデモが行われますが、その時には一時的にかなりの渋滞となります。