4月は春の訪れを感じる一方で、不安定な陽気です。
晴れになって青空が出ていても、雲が押し寄せて雨がぱらついたり・・・なんてことが多いです。
ウィーンもかなり広い街ですから、自分が今いる所が青空で晴れていても、遠くに見えるカーレンベルクやウィーンの森界隈の上空には暗い雲があって、明らかにそこは雨が降っていることが確認できることがよくあります。
まだまだ厚手の上着を着て歩いている人を多く見かけます。
日中の気温が12℃前後である日が多いです。
さて、今日は春を感じる花としてやはりウィーンの至る所に見られる毎年この時期に話題にするライラックです。
ドイツ語ではFlieder (フリーダー)、
学名ではSyringa vulgaris、日本語ではライラックとかリラ、紫丁香花(ムラサキハシドイ)などとも呼ばれています。
モクセイ科、ハシドイ属の樹木で、原産はバルカン半島と言われています。
1560年から中央ヨーロッパでは知られ、全体に広がりました。
日本には明治中期に入って来たそうです。
写真に見られるような濃い紫よりも、もっと薄い紫の方がウィーンでは多く見られます。白のライラックもあります。
高さは2~6m程で、低木もあれば、小さな木であることもあります。
開花時期は4~5月で、花全体では10cm~20cmぐらい、薄紫、濃い紫、白などがあり、一重咲きもあれば八重咲きあり、強い香りを放ちます。
ライラックは20~25種類程あるそうです。
写真に見られるライラックは2枚共ウィーンの王宮の英雄広場のすぐそばで2017年4月18日 16:30頃に撮影しました。
上のライラックはうちの庭に咲いているもので、2017年4月24日 9:00頃に撮影しました。