3月の終わりの週は初夏の陽気で、寒かった冬を忘れさせてくれましたが、そこから気温が下がり、10℃を下回る日もあり日中13℃という寒い復活祭を迎えました。雨や曇りの日も多く、その後も気温が下がり、4月19日は雪でした。
街中はウィーンらしく緑が多くはなって来ましたが、まだまだ厚着をしている人が多いです。
しっくりこない陽気にもかかわらず、街中には今年も飲料水スタンドが登場しました。
こちらはシェーンブルン宮殿の正門近くにある飲料水スタンドです。
地下鉄4号線のシェーンブルン駅を降りて、正門に向かう途中のマロニエの木の間に設置されています。
飲料水スタンドは2013年から毎年4月からウィーンの特定の場所に11月頃まで設置されます。
王宮の英雄広場、グラーベン、市立公園前などで見ることができます。
暑い日にはたくさんの人がこの飲料水スタンドを利用し、ウィーンの上水道での渇きを潤します。
時間によっては物凄い行列ができていることも珍しくありません。
ウィーンの上水道はアルプス山脈の湧水ですからとても質がいいです。
その水をベースにしてウィーンのカフェハウスではカフェを提供しますからカフェハウス文化も重要です。
もちろん、ウィーンの家庭で使用しているのもアルプス山脈の湧水です。
写真に見られるこのシェーンブルン宮殿の飲料水スタンドは去年2016年から設置されましたが、今年もまたこの場所に登場しました。
「Trink Wasser!」 水を飲もう!
「Trinkwasser」 飲料水
この2つのロゴが飲料水スタンドに見られます。
両方面から水が飲めるようになっていますから、2人同時に使用できます。
しかも横の所にはボタンがあって、それを押すとミストが噴き出してくるというスグレものです。
また、この飲料水スタンドが活躍する季節になりました。
去年11月8日の朝、仕事でシェーンブルン宮殿の正門に向かう時に、この飲料水スタンドが撤去される場面に遭遇した時に中の構造を見せてもらったので興味ある方は御覧下さい。