稀な植物の園芸市 2017年(Raritätenbörse)

今年の冬は例年よりも遥かに寒かったで、花の咲き始めや木々が緑をつけるのが遅いと思います。

しかし、3月の終わりの週は25℃近くが毎日続き、突然春がやって来た印象です。

ウィーンは森の都ですから、やっぱり緑が多い方がウィーンらしいです。

ウィーンの街には多くの公園があり、ちょっと公園を歩くだけでも緑や花の状態が見られます。

これがやっと今咲いたんだな・・・とかこの木は緑がまだ少ないな・・など自然を観察できます。

 

さて、先日今年も恒例となったRaritätenböreに行って来ました。

 

 


 

今年で17回目を迎えたRaritätenbörseは植物、園芸に興味がある地元の人達で賑わう有名な園芸市です。

Raritäten (ラリテーテン)は、稀な、珍しい、骨とう品とかいう意味があり、Börseは証券取引、金融市場、さいふなどの意味があり、そこで私が勝手にこのタイトルに見られるように稀な植物の園芸市なんて名付けています。

 

ここでは普段のガーデンショップなどではあまり販売されていない、地元では手に入りにくく、こちらでは珍しく貴重な植物が実際にそれを販売している店舗や園芸の専門業者によって披露され、同時に販売されるという年1度のその世界では大きくポピュラーなイヴェントとなっています。

 

 


 

これが開かれている場所はベルヴェデーレ宮殿真横にあるBotanischer Gartenです。

この場所は個人的に好きな場所で、ウィーンの街中にもかかわらずウィーンの森にいるような雰囲気にさせてくれます。

今年からこのRaritätenbörseは入場料がかかるようになりました。このBotanischer Gartenを綺麗に使って欲しいという試みだそうです。

それでもたくさんの人が訪れていました。

 


 

敷地内には様々な店が並び、それぞれの場所には、それぞれの専門とする植物が展示されて、販売されています。その植物に対しての専門的な話や、育て方などの説明も聞くことができます。

植物にあまり興味がなくてもこの園芸市はおもしろいですよ。

右の写真の奥にはベルヴェデーレ宮殿が映っていますね。

このすぐ隣はベルヴェデーレ宮殿です。べルヴェデーレ宮殿は観光客で溢れていますが、ここは地元の人で溢れていて、全く空気が違うことがおもしろいです。

実際この日の午前中は私も観光でここに来て、グループの皆様に御案内をしました。

 

今年のこの園芸市は去年よりも8日早く4月7日~4月9日でした。

家内が植物が好きで詳しいのでうちは毎年ここに来るのを楽しみにしています。

今年もここで日本のユキワリソウを買いました。

 

 

 

 

 

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