復活祭が近づいています。
復活祭については近日中にここで取り上げますが、ドイツ語で復活祭は"OSTERN"(オステルン)と言います。
これは日本語で言われている復活祭の本来の訳ではありません。
キリストが復活したことを祝うわけですが、生活をしていると実際には春の訪れを祝っている・・・という感覚の方が強いと思います。
今年の復活祭は4月16日と、去年と比べるとかなり遅いです。
もう何度もここに書いていますが、今年の冬は例年と比べるとかなり寒くて、1月は全日マイナスでした。
その後気温が上昇しながらも肌寒く、風が強い日が多かったわけですが、3月終わりの週から急に春が訪れたような感じで、日中は連日20℃~25℃ぐらいまでの初夏のような陽気となりました。
ウィーンも日に日に緑が多くなり、サクラなどを始め色々な花が咲き始めています。
そんなタイミングに相応しく今年もシェーンブルン宮殿の復活祭市が4月1日の土曜日から始まりました。
今年で15回目を迎えるシェーンブルン宮殿の復活祭市はクリスマス市のような屋台がたくさん出ますが、クリスマス市のように宮殿正面に出るのではなく、宮殿を正面に見て左側に屋台が立ち並んで細長い空間を作っています。
装飾や売られているものがクリスマス市とは当然違っていて、復活祭を意識させます。
ちなみに去年2016年は復活祭が3月27日とかなり早かったので、このシェーンブルン宮殿の復活祭市ももちろん早くオープンし、3月9日が初日でした。
写真は昨日4月4日の午前中に撮影しました。
シェーンブルン宮殿の内部見学が終わって、グループの皆さんはこのシェーンブルン宮殿の復活祭市を見ることが観光のプログラムに入っていましたから、その後少し時間を取ったわけです。
たくさんの地元の学校からの子供達が訪れていて、とても賑わっていました。
ここでは時間によって色々なイヴェントやワークショップも開かれます。
もうすっかりお馴染みになったシェーンブルン宮殿に置かれているたまごです。
このたまごはかなり大きいですから見逃すことは絶対にありません。
色々な模様のたまごも売られています。
雲が少し広がっていますが天気も良く、青空も見られ、とても気持ちいい開放的な気分であると同時に春を意識できるひと時です。
このシェーンブルン宮殿の復活祭市のオープン時間は4月1日~4月17日 10:00~19:00 です。