今年の冬はとても寒かったです。特に1月は1月4日を除いて全日マイナスあったため春の訪れが例年より遅れています。先日今年初めての半としてキバナセツブンソウを話題にいましたが例年よりも1ヶ月は花が咲くのが遅いと思います。ウィーンの街中の木々を見ていても、少しずつつぼみは見られるもののまだ緑が少なく、冬の空気が漂っています。それでも街中に徐々に花が植えられ始め、カフェやレストランのテラスも登場しています。
先日3月4日の土曜日は久しぶりに日中の気温が20℃近くまで上がり、今年になって一番暖かい日となりました。
私も久しぶりに休みだったので子供の友達家族とシェーンブルンの動物園に出かけてきました。
シェーンブルン宮殿はひとつの観光スポットとしてはオーストリアで最も観光客で賑わう場所ですが、逆にシェーンブルン宮殿の動物園は地元で賑わう所です。ウィーンに初めて来てシェーンブルン宮殿を見ない方はあまりいないと思いますが、逆に何回もウィーンに来てもこのシェーンブルン宮殿の動物園に行く方は少ないでしょうね。
シェーンブルン宮殿の動物園(Tiergarten Schönbrunn)は現在営業している動物園では世界最古の動物園で、 マリア・テレジアの夫ロートリンゲン公フランツ・シュテファンによって、ロートリンゲンの建築家Jean Nicolas Jadot de Ville Issey により、彼らにとってこの新しい夏の離宮シェーンブルン宮殿にMenagerie (メナゲリー)という小動物園を置きたいことから始まり、1752年に完成しています。
この日はいい天気で暖かかったこと、しかも週末・・・予想していましたが大変な混雑となっていました。
結構暖かかったのですが、写真を見るとまだまだ冬の雰囲気ですね。
左上の写真は有名なKaiser Pavillonで、メインの入口からかなり近い所にあります。
右上の写真はずっと奥にシェーンブルン宮殿が望める並木道です。
いつも混んでいるのはパンダの家で、去年8月4日に双子のパンダの赤ちゃんが生まれてとても話題になりました。
この時はいい天気だったのでパンダも外でくつろいでいました。上の2枚の写真はお母さんの方です。
のんびり竹を食べています。
シェーンブルン動物園のずっと奥は斜面になっていて上って行くことができます。そこには吊り橋が作られていてそこからウィーンの眺めを楽しむことができます。ウィーンの街はまだまだ冬の色です。
右の写真の黄色い大きな建物はシェーンブルン宮殿です。
ここは一般18.50ユーロという入場料で決して安くありませんが、たいていの方が年間定期を所有しています。
うちも持っているので、散歩がてら行きたい時に行って、すぐに出て来てもいいわけです。
圧倒的に家族連れで賑わっているシェーンブルン動物園です。
このシェーンブルン宮殿の動物園・・・Tiergarten Schönbrunnは、2008年、2010年、2012年、2014年と4回もヨーロッパのベスト動物園に選ばれました。
広さは17ヘクタール、動物は734種類、8.955匹も生活をしていて、中には絶滅の危機にさらされている動物達もいます。