ウィーンによく見られるこの時期の花 169(マツユキソウ)

今年の1月はとても寒かったため、花の咲き始めが例年よりも1ヶ月は遅いです。

ウィーンの街中を見ていると緑がまだまだ少ないことがわかり、シェーンブルン宮殿の庭園なども花を植える準備が3月初めにやっと始まりました。

毎年それぞれの時期に同じ花を多く話題にしていますが、撮影する場所が違いますし、季節感があっていいと思います。

今年最初の花としてキバナセツブンソウを話題にしましたが、今日のこの花もウィーンらしいこの時期の花です。

 


 

こちらはドイツ語でSchneeglöckchen(シュネーグレックヒェン)、学名でGalanthus nivalis,日本語でマツユキソウ(待雪草)です。

ヒガンバナ科でガランサス属(マツユキソウ属)で、スノードロップのひとつです。

Schneeglöckchenは20種類ほど存在します。

マツユキソウは春を告げる花のひとつとして知られる多年草で高さ5cm~20cm,葉は細く10cmぐらいで青っぽい緑です。

開花時期は2月~3月で白い花を下向きにぶら下がったようにつけますが、写真に見られるものは花がまだ開ききっていません。

花弁は6枚で、3枚が外側、3枚が内側で、内側の方が短くなっています。

遠くから見るとピーナッツのような形をしています。

Glöckchenは小さな鐘という直訳です。

 

原産は南ヨーロッパということですが、中央ヨーロッパでも多く見られ、ここウィーンではとてもポピュラーなこの時期の花で、公園や庭、茂みなどによく見られます。

 

 

2017年2月25日11:30頃の撮影でベルヴェデーレ宮殿横の植物庭園で自然に咲いていたものです。

 

 

 

 

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