オーストリアで人気あるスポーツと言えばスキーとサッカーが真っ先にあげられますね。
スキーはオリンピックやワールドカップでもたくさんのメダルを取るレベルですし、サッカーも去年はヨーロッパ選手権にも出場した実力があります。
それ以外でもたいてのスポーツは楽しまれています。
例えばヨーロッパではマイナーな野球チームだってオーストリアにはあります。
オーストリアらしくないスポーツとしてゴルフがありますが、ここ最近ゴルフを楽しむ人が増えています。
私も個人的に小さい頃からたまたまゴルフをやっていて、自分の中ではゴルフは好きなスポーツですが、ウィーンでは時間がなくてあまりやっていませんが、最近またしっかりやろうかなと思い始めました。
オーストリアにはいくつのゴルフ場があるかご存知ですか?
オーストリアにはÖGV (Österreichischer Golf-Verband)に加盟しているゴルフ場が現時点で157もあります。
ウィーンの街にも5つもゴルフ場があるんです。
ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮したとても奥が深い街ですからゴルフとは結びつきがないですが、ゴルフアテンドの仕事も意外と多くあり、小さい頃からゴルフをやっていたことがまさかこんな形で役に立つとは思っても見ませんでした。
以前ゴルフ場での朝食をというタイトルでフォンタナという有名なゴルフ場を話題にしたことがありました。
今日はまた別のゴルフ場をちょっと話題にします。
こちらはGolfclub Schloß Schönborn (ゴルフクラブ シュロスシェーンボルン)です。
シェーンブルン宮殿かと思わせますが、もちろん違います。シェーンブルンではなく、シェーンボルンです。
ここも地元では有名なゴルフ場で、ウィーンから25㎞ぐらい北へ行ったNiederösterreichの一角のStockerauにあります。
ここは右に見られるバロック様式の宮殿があることで知られていて、とても静かな所です。
この宮殿はFriedrich Karl Reichsgraf von Schönborn-Buchheimの夏の離宮として、ウィーンのベルヴェデーレ宮殿を手掛けたルーカス・フォン・ヒルデブラントによって1712年~1717年に建てられました。
庭園、オランジェリー、礼拝堂を備えた3つの部分・・・このような形→凸から成り立っています。
現在ではここはレストランとして使われていて、この中庭部分にロッカーなどがあり、とても素敵な空間です。
このシェーンボルン宮殿の庭園を利用して、1989年にこのゴルフ場がオープンしました。
上に掲載したバロック宮殿の両側の敷地にコースがあり、クラブハウスはこの宮殿ではなく、道を挟んだ左側に位置しています。かつてのバロック宮殿ですから門の部分も美しいですね。
ここはゴルフ場に使われていても、オーストリアの重要文化財に指定されています。
敷地面積は104ヘクタール、赤、緑、黄色各9ホールの全部で27ホールあります。
私がお客様をアテンドする時には、自分はお客様とはプレーしません。あくまでもチェックインや支払いや施設使用などのお手伝いを致します。
私のこのホームページにもゴルフに関するお問い合わせをされる方もいらっしゃいます。
ウィーンや周辺でゴルフを楽しみたい方はどうぞお問合せ下さい。
ゴルフに縁のない方でも、オーストリアのゴルフ場は散歩していても楽しくて、綺麗な所が多く、レストランなどは食事やカフェに利用できますから気分を変えて訪れてみてもおもしろいです。