Kaiserschmarren (カイザーシュマレン)もいかが?

ウィーンには100年以上も営業している伝統カフェハウスがたくさんあります。

ウィーンのカフェハウス文化は無形文化遺産にも登録されていてウィーンでは切り離すことができません。

ウィーンに滞在したら伝統カフェハウスには絶対に行きたいですね。

伝統カフェハウスはウィーンの街並みに自然に溶け込んでいながらも個性を主張し、独自のスタイルを持っています。伝統カフェハウスに入ると、時間の流れ方が外とは違っていることに気づきます。

そんなカフェの空間に座って、ちょっと落ち着くことは精神衛生の面でもいいですね。

カフェハウスと言えばトルテが食べたくなります。ウィーンにはケーキのおいしさで有名なカフェハウスがやはり多くありますが、これはウィーンという街がヨーロッパ宮廷文化の中心であり、神聖ローマ帝国時代から皇帝の居城が置かれていたことにも大きな理由があります。ヨーロッパで一番長く続いた王朝はハプスブルグ家、そのハプスブルグ家の居城、そしてそのハプスブルグ家から歴代神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王が多く選出されていて、彼らの居城がウィーンの街だったわけですから、ウィーンの街は奥が深いに決まっています。

ハプスブルグ家の時の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の時代に生まれたとされる地元で知られたデザートのひとつにKaiserschmarren (カイザーシュマレン)があります。

 


 

上の写真はCafé ResidenzのKaiserschmarren(カイザーシュマレン)です。

デザートと書きましたが、見た通りボリュームがあるので、メインとして食べる人もこちらでは多いです。

ホットケーキをぶつ切りしたようなもので、ここではフライパンのような鍋に入って提供されています。

 

パンケーキの中では洗練されたデザートのひとつということになっているこのKaiserschmarrenは小麦粉、牛乳、卵、砂糖、塩からの生地をフライパンで中くらいの強さでバターと焼き、下側が固くなったらスプーンなどでぶつ切りにします。

パウダーシュガーをかけてセイヨウスモモソース(実が入ったジャムのようなもの)と食べるのが定番です。

 

実際にはバリエーションが多く存在し、セイヨウスモモの代わりに杏子やリンゴなどで提供する所もあります。

写真に見られるカフェResizenzではセイヨウスモモと杏子の両方が添えられています。

 

ウィーンでは誰でも知っているこのKaiserschmarrenも滞在中に是非食べてみて下さい。

 

Kaiserschmarrenの由来はこちらから

 

 

 

 

 

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