今年の1月は例年よりもかなり寒く、ほぼ全日マイナスで、Alte Donauも完全に凍り付き、またウィーン川だって凍り付いた場所もありました。
2月に入ると朝はマイナスの日が多いものの、日中はプラスで寒さがかなり和らいできました。
しかし自然を観察すると例年と比べると花の咲き方も遅く、緑になっていくのはまだ時間がかかります。
でも3月になって街中にまた花が植えられ始め、日中も過ごし易い陽気になってきました。
地元の人は天気がいい日には外に出る習慣があり、寒い冬でも散歩をしている人も多いです。
私も仕事では毎日かなりの距離を歩いていますが、個人的にもよく散歩をしています。
先月2月の始めのある晴れた日の午後にもちょっと散歩に出かけました。
この場所は家族とよく散歩するStammersdorf界隈です。Stammersdorfはウィーン21区の一角で、地元で有名な昔ならではのホイリゲが多く集まっている地域です。この日は日中10℃近くあり、1月と比べるとかなり暖かい日だったのでたくさんの人が歩いていました。
ここはStadtwanderweg5に指定されているウィーン市のハイキングコースにひとつです。
ここはぶどう畑を見ながら平原のように見通しがいい気持ちのいい散策コースとなっています。
左の写真はぶどう畑ですが、2月ですからたても寂しい状態ですね。
歩いているうちに日がどんどん落ちていき、青空が少なくなってきました。
左上の写真には奥にカーレンベルクが見えていて、右側の写真ではウィーンの街並みを望むことができます。
ぶどう畑は典型的な冬の状態ですが、ここが秋の頃と比較してみて下さい。
冬でも営業しているホイリゲがありますから、散歩の喉の潤しにちょっと寄り道して行くことが多いです。
Stammersdorfは全く観光化されていない本来のホイリゲの姿が見られ、長居したくなるようなお店がたくさんあります。