ハプスブルグ家の事実上最後の皇帝であるフランツ・ヨーゼフ1世が一目惚れしたというバイエルンの王女エリザベート皇后は伝説的な女性となり、世界中からエリザベートのファンがウィーンにも訪れ、日本でもエリザベート皇后のファンが多くなったと実感しています。
日本からもエリザベートのミュージカル鑑賞と組み合わせ、エリザベート皇后の跡をたどるような観光をウィーンで楽しむことができるような限定ツアーも過去よくありました。
現在でもエリザベートファンの方が多くウィーンに来られます。
ウィーンではシシィ博物館を始め、エリザベートに出会える場所がいくつかありますが、今日ここでテーマににするこの場所はあまり知られていないようです。
こちらは今日のタイトルと同じ名前である
"Kaisearin-Elisabeth-Ruhe"
(カイザリン・エリザベート・ルーエ)です。
これが見られるのは残念ながらウィーンの中心ではなく、ウィーンの北の森の一角であるカーレンベルクです。
しかも目立たない隠れた所にあるので地元でも知らない人が多いかもしれません。
このユーゲントシュティール様式のエリザベート皇后の記念碑はOskar Felgel von Falnholzというオットー・ヴァーグナーのもとで学んだ建築家のプランによるもので、1904年10月13日に除幕されています。
エリザベート横顔の金属のレリーフがはめ込まれています。
実はこのエリザベート・ルーエはこのように左右に座れるベンチも伴った大きなものとなっていて、手前には階段が数段作られています。
カーレンベルクの展望台界隈は天気のいい時には多くの人で賑わっていますが、この場所はそんな時でもひっそりとしています。
エリザベート皇后がここでよく休憩をしたと言われています。
エリザベートファンの方はここまで足を延ばしてもいいと思います。
ここからさらに奥へとウィーンの森の散策コースが続いています。
以下も興味ある方はどうぞ。
知られていないエリザベート像、国民庭園のエリザベート像、シシィ博物館、