今年の冬は例年と比べるとかなり寒いです。朝はマイナスで、日中もマイナスのままのことも多く、風も強くて冷たいので体感的にはもっと寒く感じます。ある大手旅行会社さんのウィーンの観光で、午後徒歩観光のオプショナルツアーが頻繁にあり、寒さの中を皆様と歩くことがしょっちゅうで、昨日の午後も、今日の午後もそうです。
私は慣れているので普段は冬でもかなりの薄着で仕事をしています。上着が暖かいので中は半袖が普通なのですが今年は長袖を着る機会が多いですね。この寒さの中で「私は半袖ですよ・・・」なんて話すと皆様から信じられない・・・と言われると同時に呆れられているかもしれません。(笑)
2017年1月1日から1月12日まで11日間は朝方マイナスでした。つまり1日を除いて毎日ですね。1月7日と1月11日の朝は特に冷え込んで、7日はマイナス14℃、11日はマイナス15℃という早朝の気温でした。もっともウィーンも広い街ですから場所によって温度差があります。
この時オーストリアの他の地域はどのくらい気温が下がっていたのでしょうか?
Klausen-Leopoldsdrf (NÖ) | -22.4℃ |
Groß Gerungs (NÖ) | -22.0℃ |
Pöggstall (NÖ) | -22.0℃ |
Stift Zwettel (NÖ) | -21.5℃ |
Gars am Kamp (NÖ) | -20.8℃ |
Lunz am See (NÖ) | -20.6℃ |
Wiener Neustadt (NÖ) | -19.7℃ |
Horn (NÖ) | -19.6℃ |
Mürzzuschlag (Steirmark) | -18.3℃ |
Berndorf (NÖ) | -17.9℃ |
一番寒かった所はNiederösterreichに集中しています。この時1月11日ウィーンのドナウ河の本流沿いのFreudenau港では"Ms Eisvogel"という砕氷船が活躍しました。この砕氷船は520馬力もあり、15cmの厚い氷を砕いて船の通行をスムーズにしました。ちなみにドナウ河の本流が凍り付くことは近年ほとんどありませんが過去に凍り付いたことはありました。逆にAlte Donauはよく凍りますのでスケートができます。
この寒さは峠を越したと言われていますが、1月いっぱいはかなり寒い日が多いようです。