オーストリアのひとつの観光スポットとして年間を通して最も多くの人が訪れるのがシェーンブルン宮殿です。
バロックの重要な宮殿であり、世界遺産にもなっているシェーンブルン宮殿は40室が一般公開されています。
一般には全ての部屋を見学する"グランドツアー"と前半を見学する"インペリアルツアー"が販売されています。
国家公認ガイドとであれば"ハイライトツアー"という後半の見学もすることができますが、これは一般販売されていません。個人のお客様が国家ガイドと観光する場合や、国家ガイドが同行する団体ツアーの場合の多くはハイライトで見学します。後半の部屋の方がハプスブルグ家の歴史的背景が知らなくても見るだけで部屋の個性が楽しめますのでおもしろいと思います。シェーンブルン宮殿は時間によって大混雑することがしょっちゅうで、ひどい時には宮殿内のDrehkreuz (ドレークロイツ)と呼んでいるチケットを読み込ませてバーを回して入る入り口で入場制限をしていることもよくあります。国家ガイドと観光する場合やオルガナイズされた団体ツアーは事前に予約するのが当たり前なので待ち時間なくスムーズに入場できますが、通常はいきなり来て観光する方が多いですからチケット売り場はものすごい混雑となることがよくあります。
こちらは1月3日の11:00頃のチケット売り場です。この時にもチケット売り場の窓口は5つ全て稼働していましたがとても追いつかず、建物の中から外に向かって長い行列ができています。この外にはロープが出されていてチケットをこれから買う方の列が作られています。
こちらは元旦だけが祝日で、2日から普通に社会が始まりますが、6日の聖三王の日が金曜日であったこともあり、その前に休みをとった方が多かったと思います。
シェーンブルン宮殿ではこれだけの行列ができることは珍しくはありませんが、入場チケットを手に入れるまでに相当な時間がかかります。
午前中9:30を過ぎると混雑が始まって来るので、時間を節約されたい方はなるべく早く行きましょう。