今年も盛り上がったクリスマスが過ぎると年末から新年を意識します。しかし、街中ではクリスマスツリーもそのまま飾られていますし、イルミネーションもそのままですからまだまだクリスマスの空気を感じます。
どこの家庭もだたいたい1月6日の聖三王の祝日まではクリスマスツリーを飾っておきますから、カレンダーのクリスマスは過ぎても習慣的はまだクリスマスです。
今年も多くのクリスマス市を訪れましたが、観光的には市庁舎のクリスマス市が最も多かったでしょうか。
ヨーロッパでも最も華やかなクリスマス市とも近年言われているこの市庁舎のクリスマス市ですが、今年ウィーン市はクリスマス市と同時に恒例のスケートリンクもオープンさせました。
通常はクリスマス市が終わって、カウントダウンのイヴェントが終わり、その後準備されて1月の3週目に始まるWiener Eistraumですが、今年は市庁舎のクリスマス市と同時に始まりました。滑走スペースは本来の時期よりもクリスマス市があるおかげで制限されていますが、それでも4.500m²ですから十分楽しめます。このスペースは本来のスケートリンクにも登場するので、この部分だけが先にオープンしたことになるわけです。
実はこの日私は実際にここで滑って写真を撮りました。この日は子供の学校のイヴェントのひとつでここにスケートとクリスマス市を楽しむという授業の一環で、私は父兄の引率の1人としてここに来たので自分も子供達と一緒に滑ったわけです。普段は観光で皆様に御案内する立場なのでちょっとおもしろい気持ちになりました。うちの子供が通う小学校は1年生の時からスケートの授業があります。
プライベートではここで何回も滑ったことがありますが、前述したようにクリスマス市が終わってからスケートリンクが始まりますから、クリスマス市がやっている横で滑ったのは初めてです。
この日は気温が-2℃という寒い、雪がぱらつく午前中の天気でしたが、人もそんなに多くなく、また思ったよりも氷の質が非常によくて十分楽しむことができました。4.500m²でも滑走路が結構複雑に入り組んでいるのでかなりの距離を滑ることができます。
今年の冬もここにはスケートを楽しみに何回か来ることになるでしょう。
12月26日でクリスマス市が終わってもこのスケートリンクはそのまま残されて楽しむことができ、これからさらに拡張されて例年通りのもっと大きなスケートリンクになります。