クリスマスが終わると街の空気は大晦日から年始へと変わって行きます。街中にはカウントダウンのステージが毎年定番な場所にいくつも設置され、爆竹などの音が時折聞こえてきます。カレンダーではクリスマスが過ぎても街中はクリスマスツリーを始め、クリスマスのデコレーションはそのまま残されていますし、家庭でもクリスマスツリーは年明けの1月6日までは飾っておく習慣です。そのためそういう意味ではクリスマスという雰囲気は感じられますが、実際はクリスマスが過ぎていますから気持ちが違いますね。気持ちはもう新らしい年を意識しています。
シェーンブルン宮殿、ミヒャエル広場、マリア・テレジア広場などではSilvestermarkt(大晦日市)や新年市が開かれます。これらはクリスマス市の屋台をそのまま引き継いでいくわけで、内容的にはクリスマス市とほぼ同じですが、クリスマス市とのけじめがしっかりつけられています。
さて、今年のウィーンは去年と比べると寒い日が多く、朝方はよくマイナスになります。雪はあまり降っていませんが、12月18日の夜はウィーンでは(ウィーンの全ての地域ではありませんが)雪が多く降りました。
次の日19日は午前、午後と別のお客様を御案内しましたが、午前中は市内のホテルから観光が始まり、最初にシェーンブルン宮殿に来ました。この時にはまだ雪がぱらついていて、宮殿と庭園は前日からの雪で今年の冬初めての雪化粧となりました。
こちらは9:15ぐらいに撮影したシェーンブルン宮殿です。月曜日ということと、どんよりとした天気でもあり、
この時間でもほとんど人がいませんでした。その前日のアドヴェント第4日曜日や前々日の第4土曜日はものすごい混雑でしたから全く対照的です。この時間はクリスマス市もまだオープンしていません。
雪がかなり降ったことがわかります。
こちらは宮殿内の見学が終わってフリータイム中にちょっと庭園へ行った時ですから10:00過ぎぐらいです。
左上の写真は後ろの庭園に向かう時に通る宮殿真横の庭園です。
右はお馴染みグロリエッテが見える宮殿裏側の庭園です。丘の上にグロリエッテが見えていますが、かなり霧っぽいのでうっすらと見えているだけです。
この日は午後13:30にまた別のお客様とシェーンブルン宮殿から観光が始まりました。この時にはもうすっかり雪が解けてしまい、午前中このように白かったということは信じられませんでした。
次回機会があれば青空の時の雪化粧のシェーンブルン宮殿をお届けしたいと思います。