今年もシェーンブルン宮殿のクリスマス市、シュテファン大聖堂のクリスマス市、市庁舎のクリスマス市,
ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市、ミヒャエル広場のクリスマス市などをすでに話題にしていますが、毎年このアドヴェントの時期のウィーンは素敵です。毎年同じ場所ではありますがたくさんのクリスマス市が出ています。
それぞれのクリスマス市はそれぞれの雰囲気と個性があって、それを感じるのも楽しみのひとつです。
実際にクリスマス市には似通った物が多く売られていて、本当に気に入って買うものは僅かでしょう。
そのため地元の人達は何か買うためということではなく、雰囲気を味合うためにクリスマス市に出かけ、プンシュを飲みながら語らいの場所とするわけです。その時に何か見つかれば買う・・・そんな感じではないでしょうか。
今日はカールス教会のクリスマス市です。
このカールス教会前のクリスマス市は美しいバロックのカールス教会を背景に毎年地元の人で賑わいます。
ここは規模も大きく、国立オペラ座からすぐ近くにある割には観光客が少ないクリスマス市です。
特に地元の若者が多く集まったり、また家族連れが多いので子供達がたくさんいます。
子供達が楽しめる変わったメリーゴーランドやカールス教会前の池のスペースには藁が敷かれ、その上ではたくさんの子供達が遊んでいます。
一番多く人が集まっているのはたいていプンシュスタンドです。ここにも色々なプンシュが売られています。
クリスマス時期はやっぱりプンシュです。
ここのクリスマス市は売られている物の質が高く、芸術的な物が多いということで毎年評判になっています。
夜にライトアップされるカールス教会も素敵ですが、反対側には世界一音響がいい楽友協会ホールがあり、こちらも印象的なライトアップが見られます。
ウィーンの街には絵になる場所が数え切れない程ありますが、そのような美しい場所に出ているクリスマス市はまた、この時期ならではの素敵な空間を感じとることができます。