昨日12月6日は聖ニコラウスの日でした。"ニコロ"とも愛称で呼ばれ、この時期の大事な習慣です。生活の中では年間を通して一番重要な行事がクリスマスです。今年は11月11日には市庁舎やシュテファン大聖堂のクリスマス市がオープンしていますので、ずいぶん長くクリスマスの雰囲気を楽しむことができます。地元の人が多く集まるクリスマス市や地元の人以外観光客も気軽に寄れるシェーンブルン宮殿のクリスマス市などたくさんのクリスマス市が出ていてそれぞれに個性があってそれぞれの空気を感じます。
この時期観光で街中を歩く時にはお客様にはクリスマスの成り立ちやクリスマスの歴史的背景などをよく御案内しています。
さて、今日は観光の重要スポットのひとつであるベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市の雰囲気です。
ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市は"WEIHNACHTSDORF"というタイトルでマリア・テレジア広場、
ALTES AKH、SCHLOSS HOFを含め計4つの市のひとつです。
ここは今年11月18日が初日,最後が12月23日で、10:00~21:00まで毎日オープンしています。
去年は夜のベルヴェデーレ宮殿でのクリスマス市を紹介していますが、今年は夕方16:30頃です。この時間でももうイルミネーションが灯されています。左はベルヴェデーレ宮殿の上宮ですが、池に反射したライトアップされた宮殿が素敵です。ここはこの上宮の前に40の屋台が囲むようにして立ち並んでいて、シェーンブルン宮殿のような雑踏さはなく、オーストリアで重要なバロック宮殿を背景にしながらという雰囲気がいいクリスマス市です。
中心から少し離れていることが幸いして、あまり混雑しません。
ここは写真ストップだけでも価値がある定番の観光スポットのひとつですが、この時期だと絵画の見学が終わった後、クリスマ市を含めたフリータイムが取れます。
毎度!プンシュです。カップは去年と同じスタイルで、ちょっと可愛らしい壺のような形をしています。
私は仕事柄ここには、シェーンブルン宮殿と同様に、午前のお客様と、午後はまた別の皆様と1日に2回来ることもよくありますが、この時期にしか見られないクリスマス市をお客様にお見せできることはうれしいことです。