このアドヴェントの時期は色々な所でクリスマス市が開かれているウィーンですが、一番華やかなクリスマス市はやっぱり市庁舎ですね。ここは他とは規模が違い、イルミネーションもとても素敵です。ウィーン市のお役所ですからやっぱり華やかに行こうということでしょうか。ここ数年はヨーロッパでも一番華やかなクリスマス市とも言われています。私はこの時期この市庁舎のクリスマス市は頻繁に訪れます。そのほとんどが仕事でグループの皆様とここに立ち寄ります。午前中の観光中でもここに立ち寄ることもありますが、ここは薄暗くなってイルミネーションが灯されてからの方が遥かに盛り上がります。
この市庁舎のクリスマス市は今年が31回目となりました。
リンク道路に面した所には毎年恒例の"Frohe Weinachten" が見られます。これはクリスマスおめでとう・・・ということですね。こちらではクリスマス市のことを"Christkindlmarkt"と言います。クリスマスプレゼントを持って来るのはChristkind・・・子供のキリストだからです。
サンタクロースは装飾やマスコット以外には絶対に登場しません。
だってクリスマスはイエス・キリストが生まれたことを祝うわけですから、プレゼントを持ってくるのはChristkindです。
ウィーンのChristkindlmarktは歴史があって700年以上前に遡ります。
ハプスブルグ家のアルブレヒト1世が1296年に、ウィーンの商人達に"12月市"を開くように特権を与えたことから来ています。
11月11日が初日であった今年の市庁舎のクリスマス市は12月26日まで毎日開かれています。去年より2日早く始まって2日遅く終わります。今年の市庁舎前のクリスマスツリーは高さ27m、樹齢130年のFichte (ヨーロッパとうひ)で、ウィーンから比較的近いNiederösterreichのSchneeberg-Rax地域からのものです。