今年は11月11日に市庁舎やシュテファン大聖堂、ミヒャエル広場,Am Hofなどのクリスマス市がオープンし、12日にはAltes AKH、Spittelberg、16日にはマリア・テレジア広場、18日にはカールス教会前、ベルヴェデーレ宮殿、Freyung、19日にはシェーンブルン宮殿のクリスマス市も始まりクリスマスの色に染まっているウィーンの街です。11月11日にクリスマス市は早いでしょう・・・という意見も聞かれますが経済効果を考えればイヴェントがあまりない時期ではいいのではないかと思います。このコーナーでも毎年いくつかのクリスマス市を話題にしていますが、私は実際にシュテファン大聖堂のクリスマス市初日に足を運び今年最初のプンシュを飲みました。
また、19日もシェーンブルン宮殿のクリスマス市の初日にグループの皆さんと来ていますが今日はウィーンではなくクレムスです。
先日仕事でヴァッハウ渓谷に行った時にクレムスに寄りました。いつか時間がある時に紹介しますがクレムスとそのすぐ近くにあるシュタイン(デュルンシュタインではありません)は歴史ある古い可愛らしい街で個人的に大好きな街なので、ここに来る機会がある時に時間があればぶらぶら散策をしています。
この日もちょっとクレムスに寄って行きましたが、ちょっとしたクリスマス市に出会いました。
それは"Adventmarkt Schlüssel Amt" (アドヴェントマルクト シュルッセルアムト)です。場所はクレムスの中心DominikanerplatzとSchlüsselamtsgasseの間にある中庭空間にあるいくつかの建物ががくっついた一角で、ここは1378年から1780年まで名前の通りSchlüssel Amtが存在していました。今で言うこの街の財務省的な機能がありました。通りから見える情緒ある中庭入口にランタンが置かれ、ここの入口に誘われます。
中に入ると天井が低いアーチ構造の歴史ある空間にクリスマスに関するたくさんの物が売られています。
時代を感じさせるフレスコ画や双頭の鷲のワッペンが天井に描かれています。
ウィーンのクリスマス市で見られるものと違って小物が非常に多く、お思わず買いたくなるような物が多くありました。ここは10月中は毎週日曜日の午後13:00~16:30のオープン時間でしたが、11月21日からは毎日17:00までオープンしています。
このようなローカルの小さなクリスマス市も情緒があって素敵です。