ウィーンの街には日本ではおそらくあまり見ないような注意を促す標識が結構あります。
たいていの標識はアイコンで視覚的にわかりやすくなっています。このコーナーでもおもしろい標識、乗馬禁止、サラマンダ―注意、自転車禁止、公園にある禁止標識、そり禁止標識などいくつか話題にしました。
ウィーンではなく日本に休暇で帰った時にちょっと笑える注意書きを見たので、思わず写真を撮ってしましました。これを見ると何となくウィーンの標識を思い出してしまいました。
これは長崎県長崎市の、あるトイレに貼ってあった注意書きで、和式のトイレを使用する時の向きが示されていました。
真ん中の✖マークがユニークですね。
でもこのような注意書きがあるということは、実際にはこの✖マークのスタイルで用を足す人が多いんでしょう。
一見日本語のように見えますが、中国語と韓国語が記されています。
九州の長崎と言えば異国情緒が漂う街ですが、中国や韓国からもいかに多くの観光客が来ているということですね。
実際に私も長崎ではたくさんの中国や韓国からの観光客を見ました。
このようなどのように用を足すかというトイレの注意書きはウィーンでは見たことがありません。
和式のトイレはこちらの人からすると非常に珍しく、知らない人にはちょっと戸惑いをさせるものです。
和式のトイレと洋式のトイレの文化的なギャップは非常に大きいものがありますね。
ちなみにシェーンブルン宮殿や王宮を見学すると当時のトイレを(もちろん洋式です)見ることができます。
今の日本では洋式トイレの方が普及しているんではないでしょうか。